お家で食事をすると、必ず野菜や切り身の生ごみ、食べ残しが発生しますよね。
そこで燃えるゴミに入れるときに、新聞紙に包む→ビニールに入れて捨てる、という処理方法をしてる人も多いと思います。
ただ、一人暮らしや新聞を取ってない場合は新聞紙がないときもあります。
そこで新聞紙が無いときはどうやって捨てると良いか、臭わない捨て方をご紹介します。
特に生ゴミは臭いが出てきてしまうので、ニオイの元となる水分を乾燥してくれる生ごみ専用の乾燥機が便利です。
新聞紙がないときの代用と生ゴミの臭わない捨て方
新聞紙がないときの代用としては、とにかく家にある、ありとあらゆる紙系+ビニール袋に入れて捨てるようにしています。
他にも紙パック、雑誌(もったいないのでちぎる)、広告、封筒、紙袋(ゴミが少ないときは半分に切ったり)を使います。
また捨てる前にも、すぐに出来る以下の工夫をすると捨てやすくなります。
野菜や果物の生ごみは水分をしっかり取る
生ゴミの臭いの元は雑菌です。
雑菌は気温と湿度が高いと活動しやすくなってしまうのです。
なのでなるべく生ゴミは乾いた状態にしておくのがいいでしょう。
生ゴミをザルへ乗せ、シンクで一晩置いておくと、これだけでも水分を取る事が出来ます。
その後は紙袋に入れて捨てます。
新聞紙がない場合は、紙袋や封筒に入れて口を閉じれば臭いの軽減にも繋がります。
ただしデメリットがあり、食べ残しの肉や魚の生ゴミはこの方法は不向きで、夏場であれば虫が寄ってきてしまいます。
なのでこの方法は野菜くず、たまごの殻、果物などにおすすめの方法になりますので注意してくださいね。
肉や魚の生ごみは冷凍がオススメ
先程は肉や魚の生ゴミには不向きでしたが、今回の冷凍は肉、魚の生ごみにおすすめの方法です。
やり方は簡単!肉や魚から出てしまった生ゴミを袋に入れて冷凍するだけです。
生ゴミの臭いは雑菌からというお話はしましたが、水分が凍ってしまえば臭いが発生する事がなくなるのです。
肉、魚はザルでの乾燥が難しい為、冷凍がおすすめです。
この方法で気をつける事はゴミを出す時です。
凍らせているので、捨てるときはなるべく溶かさずに、ゴミを出す直前に冷凍庫から取り出しましょう。
溶けてしまったら水分が出てしまい、臭いの発生に繋がってしまうからです。
この点だけ気をつければとても簡単に臭い、雑菌なくゴミを捨てられる方法になります。
重曹、クエン酸をふりかける
ゴミには酸性の臭いとアルカリ性の臭いがあります。
どちらも対策をしないと臭いが残ったままになってしまうのです。
重曹はアルカリ性なので酸性のゴミの臭いを中和してくれ、クエン酸は酸性なのでアルカリ性のゴミの臭いを中和してくれます。
なのでこの2つがあると良いでしょう。
魚の生ゴミの場合は重曹よりもクエン酸の方が効果的なので、是非活用してみてください。
1人暮らしはどうやって捨てる?オススメは冷凍
1人暮らしにおすすめな方法は冷凍法です。
1人暮らしの場合は新聞を取っていない人が大多数で封筒などもゴミ処理に回る事は少ないと思います。
冷蔵庫なら1人暮らしの家庭にもあり、冷凍庫に入れておくだけなので簡単です。
また1人暮らしのアパートやマンションの一部はゴミの曜日指定がない所もあるので、ゴミが溜まってきたな?と思ったらいつでも出す事が出来ます。
曜日指定の場合も指定がない場合も気をつけて欲しいのは、捨てる直前に冷凍庫から出す!という事です。
生ゴミが溶けて水分が多くなってしまうと臭いの原因になるからです。
時間に余裕がある方は、収集車の時間を把握しておき、来る直前に出すと収集する側も臭いに悩まされずに済みます。
お互いの思いやりの気持ちが見えますね。
もう1つのおすすめは重曹とクエン酸です。
「ゴミがもうすぐ来るけど冷凍なんてしている時間がない!」という場合にはうってつけの方法になります。
生ゴミが入った袋に重曹とクエン酸をふりかけて袋を縛るだけです。
冷凍する時間がなく、すぐ出たゴミを出せるメリットがあるのです。
重曹水やクエン酸水は飲むにも良いので、お家に常備しておくと良いですね。
生ごみ処理方法のポイント
なるべく臭いなく捨てていきたい時のポイントをいくつかご紹介していきます。
水気をしっかりと取る
最初の部分でお伝えした通り、菌や微生物は気温と湿度が高いと発生しやすいです。
なので生ゴミの水分を乾かして水分を少なくしましょう。
水分を凍らせるのもOKです。
これで菌や微生物の発生を抑える事が可能です。
生ゴミを濡らさない
水分を与えない為に生ゴミを濡らさない事が大切です。
野菜の皮や果物の皮を新聞紙で包み、そのまま包みましょう。
こうする事で濡れる心配もなく新聞紙が水分を吸い取ってくれるので生ゴミに含まれる水分量も軽減されます。
シンクの三角コーナーは蛇口の近くにあるので水がゴミに当たりやすいです。
三角コーナーの使用頻度を減らすか使用後の生ゴミはしっかりと乾かす様にしましょう。
生ごみはなぜ臭いのか
生ゴミがなぜ臭うのか、それは生ゴミを放置していると起きる「腐敗」と「分解」が原因です。
生ゴミにおける分解とは微生物が生ゴミを食事として食べ、その微生物が出す排泄物が原因となってきます。
食べ物を分解する際に起きてしまう化学反応で、硫黄などを発生させてしまうのです。
嫌な臭いがするのは納得ですね。
なので生ゴミの匂いの元は微生物の排泄物が主な原因という事になります。
なるべくニオイを抑える方法やグッズ
今では、100均や色々なところで臭いがなるべく抑えられるグッズも販売されています。
袋も臭いを通さない袋や雑菌を抑えるスプレーなどが販売されています。
手っ取り早く消臭剤
長時間抑えることは難しいですが、オススメの捨て方や他のアイテムと併用すると抜群ですね。
除湿剤で乾燥させる
水分をしっかり取るのが大事なので、除湿剤のシリカゲルで乾燥させるのもひとつです。
ただし、生石灰系は水がかかると、化学反応を起こして高温になるので使わないように。
生ごみ専用の乾燥機
入れるだけでゴミを乾燥してくれます。
野菜の生ごみや、切り身が細かい場合はパリパリにまで!
ニオイは無臭まではいきませんが、悪臭は抑えられてめちゃくちゃ便利ですね。
新聞紙がないときの生ゴミの捨て方まとめ
生ごみを捨てるときに新聞紙が無い場合、紙パック、雑誌など紙系のモノならある程度代用出来ます。
もしニオイが気になるのであれば、捨てるときになるべく水分を取りましょうね。
一番オススメなのが、しっかり水分を切って袋に入れたら凍らせる→捨てるときに出す。
もし「冷凍庫に入れられない」「入れるのがイヤだ」という場合は、専用のグッズなどでなるべく乾燥処理すると便利ですよ。
暑さでゴミが臭う事が多くなるので上記の方法で生ゴミの臭い問題から解消されてくださいね。