灯油をコンクリートにこぼしたら乾く?しみ対策に水で流すのはダメ!

玄関や外で灯油を管理していて補充する時、うっかりこぼしてしまう経験をしたことがある人もいると思います。

室内でこぼしたらすぐに拭くイメージができますが、玄関や外だと気化や乾く時間を考えて放置してもいいのかなと迷いますよね。

「コンクリートだと、こぼれた灯油を放置していても大丈夫なのかな?」「放置したら、コンクリートにしみができるのかな?」と気になるかもしれません。

基本的に放置も水で流すのもおすすめしません。

ちなみに気化温度は40度以上なので、火元がない限り自然発火は冬では起こりにくいです。

今回は、コンクリートに灯油をこぼして放置しても大丈夫か、こぼしたときの対応などを紹介するので参考にしてくださいね。

 

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コンクリートに灯油をこぼして放置したらシミになる?

こぼした灯油を放置すると、臭いとしみが残ってしまうのでこぼしたらすぐに拭き取ってください。

灯油はそれほど揮発性がなく、気化しないままその場に留まるので、しみやぬめりの原因にもなります。

こぼしたときは、新聞紙や不要な布で拭き取るようにしてください。

灯油を拭き取った後の新聞紙や布は、可燃ごみに出して捨てて大丈夫ですよ。

捨てる時に、濡らした新聞紙や布などで灯油を拭いたものを包んでから捨てるとベストです。

もし、手についた灯油が気になる場合はサラダ油を手に付けてからハンドソープで手を洗うと臭いがとれます。

他にも、ダイソーに灯油が手についた時に拭き取るシートもあるので活用してみてください。

 

乾く時間は?

揮発性の低い灯油をこぼしたまま放置すると徐々に乾きますが、しみになります。

1日~2日かけて乾いてくると、しみになる上にぬめりの原因にもなるので、早めに拭き取るのがオススメです。

火の元を近づけて引火する「引火点」が40℃と高い灯油ですが、揮発性が低いので拭き取らず放置すると引火する可能性も否定できません。

完全に乾くまで、灯油の臭いが漂う上にしみの原因になるので放置はオススメできませんよ。

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こぼしたときの対応

灯油をこぼしたときに、どう対応すればいいか焦る人もいると思います。

こちらを参考にして、掃除を行ってみてくださいね。

 

少量こぼしたとき

  1. 新聞紙や不要な布などで、灯油を拭き取り捨てる
  2. 残っていたら、新たな新聞紙や不要な布で拭き取る

 

拭き取れるまで何回か、繰り返ししてください。

とても簡単なので、忘れないうちに拭き取ってしみにならないように注意してくださいね。

 

大量にこぼしたとき

大量にこぼした時、焦ったことがあると思います。

こぼした時は、すぐに拭かないとしみになるけど大量の灯油を前にどうしたらいいか呆然としますよね。

大量にこぼした時は、重曹を使って掃除してください。

 

 

  1. 室内なら換気をする
  2. 新聞紙か布で灯油を可能な限り拭き取る
  3. 灯油をこぼした所に重曹をまく
  4. 5分ほど置いたら、ホウキとチリトリで回収する
  5. 水拭きする

 

重曹は、消臭することもできるのでオススメです。

もし重曹がない時は、小麦粉で代用して灯油の掃除をしてください。

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シミになっているとき

気づいたら灯油のしみができていて、びっくりした人もいると思います。

しみを取る為に、下記の方法を試してみてください。

 

<中性洗剤で落とす>

  1. 中性洗剤を雑巾につけて優しくこする
  2. 5分ほど置く
  3. 濡れ雑巾で洗剤を拭き取る
  4. しみが残っていたら洗剤でこする(取れてない時は③から行う)

 

<アルカリ性洗剤で落とす>

中性洗剤でも、落とせない場合にはアルカリ性洗剤で落とす方法も試してみてください。

  1. 灯油でできたしみ部分にアルカリ性洗剤をかける
  2. 5分~10分ほど置く
  3. タワシやデッキブラシでこする
  4. 洗剤をしっかりと水で落とす
  5. 水分を拭き取る

 

お家にあるもの以外でも、コンクリート専用の洗剤も販売されているので購入を検討してみてくださいね。

 

水で流したり雨の中でこぼしたときは?

灯油をこぼした時、とっさに水で流して掃除をすればいいと思うかもしれません。

しかし、掃除方法を間違えると大変なことになります。

 

水で流す

こぼれた灯油は、水で流す掃除の方法はしないでください。

水で、灯油が広がるだけで掃除ができる訳ではありません。

河川に直結している側溝へ灯油を流せば河川が汚染されてしまうので流さないでください。

そして、揮発した灯油が下水を通っている間に引火したら爆発する大惨事になりかねません。

他にも、周辺の家に揮発した灯油が排水溝から臭いが上がると悪臭原因にもなりますよ。

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雨の中でこぼした

雨の中で、こぼしてしまった場合はすぐに中性洗剤をふりかけて灯油を中和させるかすぐに灯油を拭き取ってください。

灯油をこぼした時に、すぐ拭けるように新聞紙や不要な布を持っておけばこぼした時に慌てず対処ができますね。

雨が入った灯油を暖房器具に使うと、故障の原因に繋がるので保管・補充場所にも注意が必要です。

庭や土がある場所で、灯油をこぼした時は出来るだけ灯油を拭き取った後に土をかけておくと微生物が分解してくれるので安心ですよ。

 

灯油をコンクリートにこぼしたら乾くかまとめ

今回は、コンクリートに灯油をこぼしてしまったときの対応を紹介しました。

引火点が高い灯油ではありますが、放置すると火災の原因になりかねませんし、しみの原因にもなります。

コンクリートで、灯油をこぼしてもまず初めに取る行動は灯油を拭き取ることですよ。

中性洗剤や重曹、小麦粉などを使って掃除をして灯油を取り除いてください。

こぼした灯油は、水に流したり放置せずに拭き取って掃除をするようにしてくださいね。

 

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