昔からツバメの巣が作られた家は、繁栄すると考えられており縁起がいいとされています。
春先に、家の軒下でツバメの巣が出来始めるとだんだん愛着がわき巣を守りたいと思いますよね。
しかし「カラスが巣を襲うことやツバメの雛を食べるようだけど、どうしたら守ることが出来るか?」など、破壊されるのがイヤで対策を考えたりする方もいます。
燕達が、無事に成長して旅立つまで守ってあげたいと思いますよね。
今回は、カラスがツバメの巣を襲う時間帯や、カラスから守る方法や作り方、グッズなどを紹介するので参考にしてください。
カラスはツバメの巣を襲う?
雑食のカラスは、ツバメもエサとなりヒナ鳥だけでなく最悪の場合親鳥までもを襲います。
カラスの縄張りにあるツバメの巣を発見すると、ヒナの成長具合を観察し食べ頃を狙ってきますよ。
時間帯や環境
6歳~8歳の知能を持つ賢いカラスは、人気がない早朝4時~5時頃にツバメの巣を狙います。
なので、カラスができないホバーリング(羽ばたきながら空中で留まること)を逆手にとってツバメを守ってください。
ツバメが、羽ばたいても通れるくらいの間隔でバリケードを張ると羽に何かが当たるのを嫌うカラスはバリケードを無理に通りません。
バリケードを見て「通れない」と理解してもらい、カラスがツバメの巣を襲えない環境を整えるといいですよ。
ツバメの巣を外敵から守りたい!対策は?
ツバメの巣を外敵から守る方法は、バリケードを作り巣へ近づくことを阻むことです。
ツバメの巣を襲撃するのは、カラス以外にスズメ、蛇もいますよ。
カラス
カラスは、巣の下に行き地面から羽ばたきくちばしや脚を使って器用に巣を壊してヒナや卵を落としてエサにします。
なので、巣の下にバリケードをするとカラスが巣を狙いにくくなりますよ。
しかし、巣の周り全体をバリケードで守る方が安心ですね。
スズメ
スズメは、ヒナをエサにするのではなく巣を乗っ取る為に襲撃します。
小箱で子育てするスズメは、乗っ取ったツバメの巣で子育てすることはほぼありません。
スズメは、ツバメほど方向転換が苦手なので上部分だけを開けてネットを覆うように張るバリケードでツバメを守ることができます。
蛇
匂いだけで、ツバメの巣に近づく蛇はヒナ達を丸のみして食べますよ。
ツバメの巣周りにある壁や配管などに、ビニールシートを貼り滑って蛇が登れないようにバリケードを作ってください。
ツバメがいることを、匂いで気づかれないようにフンの掃除や寄せ付けないように蛇忌避剤を撒くのも効果的ですね。
どの外敵からも、バリケードを使いツバメの巣へ近づきにくい環境を作るのが大切ですよ。
ツバメの巣をカラスから守る方法や作り方
カラスからツバメを守る作り方を紹介するので、抱卵してから実践してみてください。
ネットなどのグッズを使う
家庭菜園用に使われているマス目が20cmのネットを、百均で買ってバリケードを作ります。
<材料>
- 家庭菜園用ネット(マス目が20cm)
- 外壁につけられるガムテープ
<作り方>
- 家庭菜園用ネットを適当な大きさに切る
- ガムテープで家庭菜園用ネットを巣を周りを固定する
こんばんは!
我が家のツバメちゃんの夜はこんな感じですw
一匹は巣(黄色のマル、しっぽだけみえてます)で寝て、一匹は棒の上で寝てますw
そろそろ卵が孵化するはずなのですが。。。カラスがよく来ていて心配です。(ネットを張っていますが)
今日も一日、ありがとうございました😊 pic.twitter.com/dTiMDHjiv9
— sizurenしずれん (@sizuren3) July 21, 2022
カラス対策のネットには、マス目を小さくしてカラスがゴミを荒らさないようにしているのもありますよ。
しかし、マス目が小さすぎるネットを使って隙間なく設置してはツバメも通れなくなり巣へ入れなくなります。
マス目が20cmだと、カラスは通れずネットが羽に当たりとても嫌がりネットへ近づけなくて襲撃を諦めますよ。
マス目が潰れてしまわないように、しっかりと伸ばしてガムテープで固定して貼るとより安心ですね。
ヒモを使う
カラス対策として、基本的に使われているヒモを使ってバリケードをしていきます。
<材料>
- ヒモ
- 外壁につけられるガムテープ
<作り方>
- 巣の上下に貼れるくらいの長さにヒモを切る
- 20cm間隔で巣を守るようにヒモをガムテープで貼り付ける
我が家のツバメ、卵🥚産んで暖めていた時、カラスの襲撃に遭い卵全滅しました。でも親鳥たちは再度戻ってきた。そして巣作りを再び初めました。ネットを参考にアルミ帽で、防御しました。これでカラスも近寄れないやろ!頑張れツバメたち! pic.twitter.com/dwbUIMevje
— Gライダーnori (@Gnori12) May 21, 2020
ヒモをガムテープで貼る時、ヒモの上下はしっかりと貼り付けてください。
例えば、ヒモを垂らしているだけだとバリケードにならずカラスが通ってツバメの巣が狙われやすくなります。
注意点としては、家にあるからといって釣り糸は使用しないでください。
釣り糸は、鳥には見えないのでツバメも糸に当たってしまいケガをさせてしまいます。
毎朝、風などでヒモやネットが取れていなか巣が襲撃されていないかチェックしてあげてくださいね。
ツバメの巣でカラス対策の作り方まとめ
今回は、カラスからツバメの巣を守る方法を紹介しました。
6歳~8歳の知能を持つカラスは、ヒナの成長を偵察しながら食べ頃になった早朝4時~5時頃にツバメの巣を狙います。
ここにあるツバメの巣は、ヒモやネットがあり襲撃できないからやめておこうと思わせるようにしてください。
ツバメのヒナ達が、成長し安全に南へ旅立てるように対策をして見守ってあげてくださいね。
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