最近では自分でドリップしてコーヒーを入れたり、こだわりのある人はコーヒー豆を挽くことからやるという方もいます。
ゆったりと過ごしたいときにはドリップしたコーヒーをゆっくり味わって飲んだり、朝、急いでいるときはインスタントのドリップコーヒーもあるので、いつでもおいしいコーヒーを飲むことができてすごく便利です。
だけどドリップしたあとのコーヒーかすはどうされてますか?
捨てている人もいると思いますが、もったいないです!
コーヒーかすは日常の生活に役立つことがたくさんあるんです。
そこで、コーヒーかすの再利用法について紹介したいと思います。
コーヒーかすを庭や畑にまくと除草できる?
コーヒーのかすは庭や畑に撒くと非常にいいと言われています。
コーヒーのかすはそのまま撒くと、雑草が生えてこないようにする抑制効果があります。
なので、雑草が生えてほしくない場所にコーヒーのかすを撒くだけでいいのです。
ただ、コーヒーの成分であるカフェインは植物の生育を阻害する物質が含まれているので、植物を育てている場所には撒かないほうがいいです。
コーヒーのかすを堆肥として利用する場合は、植物を育てていない場所の土に混ぜ込んでください。
落ち葉などとコーヒーのかすを混ぜ込むことで、堆肥化されるので、ガーデニングに利用したい場合は3か月ほどそのままにしておいてから利用できます。
コーヒーのかすを肥料として使用すれば、有機肥料なので畑で育てている野菜なども自分で安全管理ができるので、安心して食べることができるでしょう。
堆肥化するまでには時間はかかりますが、土や落ち葉などをまぜて置いておくだけと、とても簡単な作り方ですので試してみる価値はあります。
なめくじやミミズなど虫にも効果はある?
コーヒーのかすは虫除けの中でもナメクジの駆除には最適と言われています。
ほかにもダンゴムシやアブラムシといった食害を引き起こす虫が寄ってくるのを予防してくれます。
また、アリの巣の周りにコーヒーのかすを撒くことで害虫が繁殖することも防ぐことができます。
しかし、コーヒーのかすはミミズにとっては大好物です。
なので、ミミズを駆除したくてコーヒーのかすを撒くのは逆効果です。
庭へのまき方は?
庭の除草にもいいし、虫よけにもなるコーヒーのかすですが、撒き方を間違えると効果がありません。
コーヒーのかすはそのまま使うとカビが生えて何の効果もないので、必ず乾燥させてから撒いてください。
まず、コーヒーのかすを新聞紙などに薄く広げて数日間天日干しにします。
家の中でも屋外でも構いませんが、家の中で乾燥させる場合は、湿気のない風通しのいい場所でする方がいいですね。
風の強いときに外に干しておくとコーヒーのかすが飛ばされてしまいますので気をつけてください。
乾燥させたコーヒーのかすに火をつけるとその煙を蚊は嫌うようですので、夏には蚊よけにもなります。
また、天日干しが難しい場合は、フライパンで炒って水分をとばしたり、電子レンジで水分をとばすと早くできますし、電子レンジの中の消臭効果もありますよ。
庭に撒くときは、軽くパラパラと撒けばOKです。
コーヒーかすは消臭にも効果的
コーヒーのかすはほかにもたくさん有効利用することができます。
しっかり乾かしたコーヒーのかすを玄関や靴箱におくとニオイを吸ってくれるので、消臭効果があります。
特に、除湿作用のある新聞紙に包んで、靴の中に入れておくだけでも消臭効果が期待できます。
また、たばこを吸う方には、灰皿に敷き詰めて入れておくと吸い殻のたばこ特有のニオイの消してくれますよ。
ほかにも、コーヒーのかすを乾かしたものを布や袋に詰め、針置き用のピンクッションにもなります。
これは、コーヒーのかすのちょうどいい油分が針を保護して布の滑りが良くなるし、サビ防止にもなっておすすめです。
コーヒーまとめ
コーヒーかすには除草効果はありますが、育てたい植物がある場所には撒かないようにしましょう。
虫については虫ごとに効く効かないがあるので、「なんの虫か?」によって撒くようにするといいですね。
ドリップしたおいしいコーヒーを堪能して残ったコーヒーのかすを捨ててしまえばそれで終わってしまいます。
しかし、たくさんの再利用法があり、私たちが生活していくうえで、害が少なくなるのはうれしいですよね。
除草や、虫よけ、消臭、お掃除などにも使えるので、せっかくドリップしたコーヒーのかすを捨てずに有効活用してみてはいかがですか。