家の庭におしゃれとして植物を植えている人はたくさんいますが、安易にどんな植物でも植えていいという考えは危険です。
植物には一つ一つに様々な特徴があり、育ち方も違います。
植える前に、植物の特徴やどのように育つかなど把握してから本当に植えて大丈夫か、見極めることが大事になってきます。
そこで虫が寄りやすい、繁殖力が強く敷地内に植えてはいけない植物、風水的にあまりおススメしない植物をご紹介します。
繁殖力が強い!敷地内に植えてはいけない植物
植えると大変な植物の一番代表的なのは、繁殖力が強いことによって管理が大変な植物。
これらの植物を植えるのはダメではありませんが、お隣のお家に迷惑がかからないようこまめに管理が大事です。
つる性の植物
いろんな所につるを伸ばすことで、フェンスや外壁に巻きつきはい登ったりと管理が必ず必要になるため大変です。
- ノウゼンカズラ
本日は概ね晴れ☀️
ノウゼンカズラ
鮮やかなオレンジ色のお花が目を惹きます🧡
庭木としてよく見かけますが生命力が強くつる性植物のため手入れを怠ると他の庭木に巻き付き枯らしたり電線に巻き付いたりと管理が大変そうです😅
花言葉は「名声」「名誉」「栄光」#イマソラ #ノウゼンカズラ pic.twitter.com/ghk3eq0f0K— pri (@pri70892395) June 22, 2022
オレンジ色の花が咲き、夏にたくさん咲きます。
中には赤色の花も咲かせるものもあります。
つるの長さが3m~10mに伸び、力強く育つのが特徴の植物です。
ですので、剪定してもどんどん巻き付きはい登っていくので、外壁に跡が残ったりすることもあります。
どうしても植えたい場合は、育つ範囲を抑えられるように巻きつけることのできる支柱をつけることで、管理もしやすくなってくると思います。
- ノアサガオ
お隣さんが退出して、庭掃除が
入ったのが7月終わり。約1ヶ月でこんなに侵食されてる💦
外来種のノアサガオ。
アサガオだからキレイだね〜
なんて言ってたら大変な
事になるから注意💦💦#ノアサガオ#外来種 pic.twitter.com/EAOcaAj2ev— 🇺🇦やんばるエクスプローラーズ🇺🇦【沖縄本島北部限定チャンネル】 (@YanbaruE) August 30, 2022
通常のアサガオなら、一年草になるので一年で枯れてしまいますが、ノアサガオは宿根アサガオと呼ばれることもあり多年草なので翌年も育ち、花が咲く時期も長いです。
つるは長くて10m以上伸びることがあり、植えている場所によってはお隣さんの家の庭に侵入してしまうことも。
対策としては支柱やネットを用意し、つるが飛び出してきたら剪定するようにします。
ここで注意しなければならないのは、伸びて垂れ下がってきたつるも地面をつたって伸びていくので剪定しなければなりません。
地下茎が増える植物
見えている部分だけを剪定していても、すぐに生えてくるのが特徴です。
- ミント
ミントはマジで雑草レベルで大きくなるし、ハーブティーにする目的でも作業が大変なので本当にまめな手入れ出来る人じゃないと取り返しのつかないことに…(元ミント栽培の仕事していた)
— しとろ@Vtuber (@Citro221) June 19, 2022
地下茎がずっと残っていると、永遠に増え続けます。
管理をきちんとしなければ、他の植物をダメにすることもあります。
雑草よりも生命力が強いので、駆除するのが大変になってきます。
プランター栽培だと広がる範囲も限られて良いかもしれません。
- ドクダミ
あ、補足しとくと、地下茎が頑丈=引っこ抜けばイモづる駆除できる、で、地下茎が弱い=駆除中にぶちぶちちぎれて増える、なので、地下茎がもろいドクダミとかのほうが駆除が大変という意味です。弱いことは強いこと
— まくるめ (@MAMAAAAU) June 14, 2020
様々な環境に適応している植物です。
ジメジメした場所を好む傾向ですが、日当たりが良い所に植えるといっぱい花を咲かせます。
地下茎で増える植物ですので、ドクダミだけを除去しても地下茎が残っている限り再び爆発的に増えていくので注意しなければなりません。
また、わりとミントのほうが注目されがちですが、ドクダミは地下茎が弱い分、引っこ抜いても茎が切れて抜ききれないので、さらにそこから増殖しやすいんですね。
こちらもプランター栽培か、庭に植える場合は地下茎が広がりすぎないように板を埋めると良いでしょう。
それが難しい場合は、時々間引きをすることで増えるのを防ぐことができます。
虫が寄ってきて大変!敷地内に植えないほうがいい植物
庭作りをしていたら、必ず虫は寄ってきます。
ですが、中には害虫であったり植物に影響を及ぼす虫もたくさんいます。
バラ科の植物
- 桜
桜がバラ科だと思いませんよね。
毛虫が大量に潜んでいます。
春に綺麗に花を咲かせてくれますが、毛虫が多く付きやすいので駆除がとても大変になってきます。
洗濯物が外に干しずらくなったり、生活にも支障をきたすことも考えられます。
- 姫リンゴ
秋になると赤くて小さいリンゴに似た実がなりかわいい植物なのですが、アブラムシがとてもつきやすいです。
葉っぱの裏にビッシリとついていることなんかしばしば。
虫が苦手な方は見るだけで鳥肌が立ちます。
ツバキ科植物
- サザンカ
毛虫の中でも厄介である、チャドクガがよくくっついています。
チャドクガは卵・毛・成虫の全部に毒を持っており、触るだけでかぶれてしまいなかなか治りません。
必ず駆除しないと被害が出てくるので、植えてしまっている場合はきちんと薬剤を撒いて対処しましょう。
アブラナ科・セリ科・ミカン科の植物
どれも芋虫がたくさんつく植物です。
- ルッコラ
病気はしない分、モンシロチョウの芋虫がくっついてるのがよく見られます。
農薬を使わないように、プランター栽培や防虫ネットをすることで対処できますが管理が必ず必要です。
- パセリ
キアゲハの芋虫がよってきます。
私も実際、庭にパセリを植えているのですが5匹ぐらいキアゲハの芋虫がくっついていて鳥肌が立ちました。
見つけた時は、食べられてしまうのですぐに駆除しましょう。
- ヘンルーダ
アゲハ蝶が卵を産みつけるため香りが強くなり、そのおかげで他の害虫は発生しずらいものの、アゲハ蝶の芋虫があっという間に葉を食べてしまうので、注意しなければなりません。
風水的に敷地内に植えないほうがいい植物
- アジサイ
6月に咲く可愛い花ですが、死者に手向ける花と言われていたり、茎に芯がないので家の大黒柱がなくなると連想されたり、あまりよくない迷信があります。
- サルスベリ
すべるということから、『落ちる』『下がる』ということを連想させるので、庭に植えると運気が下がると言われてます。
- ヤナギ
昔から庭に植えるのは縁起が悪いと言われており、風水的に見ても良くないとされているのでおススメされていません。
しかも長い枝なので、風が強い時に家を傷つける可能性もあったり、何かと管理も大変になってきます。
アジサイやサルスベリは縁起が悪いものと言われてはいるものの、迷信を気にしないのであれば植えても問題ないです。
敷地内に植えてはいけない植物まとめ
植えないほうがいい植物をご紹介しましたが、まず自分が植えてみたい植物があれば植える前にしっかりとその植物についてリサーチすることが一番大事になってきます。
植物にはそれぞれいろんな特性があり、育ち方が違います。
植えてはいけない、ということはありませんが、繁殖力が強かったり虫が寄ってきたりして管理が大変なんですね。
自分だけならいいのですが、最悪お隣のお家やご近所さんまで迷惑をかけてしまうことも。
大変なことですが、しっかりと管理できるのであれば自分が植えたい植物を植えて良いと思います。
敷地内でもダメではありませんが、プランターなどで限定するのも良いですね。