香水はつけるだけで印象を変えられたり、自分のテンションも上がったりするとても便利なアイテムです。
しかし、強い香りのものを付けすぎるとにおいがきつくなってしまい、周りに迷惑に思われてしまうことも…
その日の服装やどんな場所に行くのかなど、TPOによっても付け方を変えて香り方を調節すると好印象を与えることができますよ。
今回は意外と知らない香水の付け方をご紹介していきます。
いつも同じ付け方をしている方はぜひ読んでみてくださいね。
香水を空中散布してくぐる付け方
香水にはいくつか付け方がありますが、空中に1プッシュしてその下をくぐるという方法もあります。
この付け方にはメリットとデメリットがありますので解説していきます。
メリット
スプレータイプの香水は、お好みの場所に1~2プッシュするのがおすすめですが、うっかり近くでかけすぎて香りが強くなってしまうことも。
そんな時は1プッシュ空中に散布してその下をくぐれば、ミスト状になった香水をふんわりと体にまとうことができるので、香りすぎることもなくちょうどよい上品な香りを漂わせることができます。
注意点やデメリット
香りは下から上にのぼってくるものだといわれています。
そのため、上から下に向かって香水をつける方法では、あまり効果が得られない可能性があります。
かなり強い香りの香水を付けたいときは空中散布でも大丈夫だと思いますが、ほのかな香りのものでしたら足首や膝裏などに付けるほうがおすすめだといえるでしょう。
また、空中散布した香水が洋服などにつくと、シミになってしまう可能性も。
香水は本来肌につけるものですので、服を着る前に空中散布すると効果的なのではないでしょうか。
服装別の付け方
基本的に肌につけることが多い香水ですが、服装によってどんな付け方をすればよいのか迷ってしまうことがありますよね。
ここでは服装別に香水の付け方をご紹介いたします。
スーツ
スーツを着るときは、ジャケットの内側に少し香水をつけてみてください。
動くとほんのりと香りがするので、周りにも好印象ですよ。
ジャケットを着ない場合はネクタイの裏でもOK。
ただし、洋服につけるとシミになってしまう場合もあるため、お気に入りのスーツなどですと注意が必要です。
洋服につけるのに抵抗がある方は、ハンカチなどにつけておくのもスマートです。
薄着(半袖)
薄着の時はつける箇所がたくさんあり迷ってしまいますが、特におすすめなのは腰です。
服を着る前にウエストの左右から30センチくらい離して1プッシュしてみてください。
服の間からさりげなく香るのでとても良い印象を与えることができますよ。
厚着や長袖、アウターなど
厚着になると薄着の時よりも香りがわかりにくくなってしまうことも。
ですので、寒い時期は上半身(手首、ひじの内側など)につけるのがおすすめです。
温められた香りがしっかり広がるため、寒い季節でも香水の香りがふんわりと香ってくれますよ。
また、手首につけるときにこすってしまうことが良くありますが、こすると香りが壊れてしまいますので気を付けましょう。
行く場所に合わせて付け方を変える
カジュアルなシーンだとそこまで気にしなくていいですが、カッチリしたところでしたら迷いますよね。
また、そこは何をする場所か?が重要ですね。
仕事
仕事の場面ではあまり香水が強く香ることは相手に不快感を与えてしまう可能性もあるためほのかに香らせるくらいがよいでしょう。
特に接客業などは注意が必要です。
前述のジャケットの内側やネクタイ、ハンカチなどにつけるのもおすすめです。
遊び
プライベートな場面では自分の好きな香りを付けてOK。
手首や耳の後ろなどは体温が高いため、しっかりと香りを付けることができます。
でも、あまりにも強く香ると相手に迷惑になってしまうかも。
付けている自分にしっかりと香りがわかるなら付けすぎになっている可能性があります。
相手のことを考えることも大切ですね。
食事
デートや女子会などではついついお気に入りの香りをしっかりとつけていきたくなってしまう人も多いのでは。
しかし、レストランなどに強い香りの香水はNG。
あまりにも強い香りは食事の香りの邪魔になってしまいます。
香水をつけるなら控えめに、足首やひざの裏などがよいでしょう。
冠婚葬祭
結婚式など華やかなパーティーの場面では香水をつけるのは大丈夫です。
しかしあくまで主役は花嫁さんですので、ふわっと香るくらいの上品な香りにしましょう。
膝の裏や服を着る前のウエストなどに1~2プッシュがおすすめです。
反対に、お葬式などには香水は避けましょう。
お葬式では故人を悼み参列者の心身を清めるためにお線香などもたかれます。
香水はそのようなお香の意味を壊すものとなってしまうため、おすすめできません。
ふわっと香らせるオススメの付け方
香水をつけるときはまず汗などを流し、清潔な体につけるようにしましょう。
また、香水はつけはじめが一番しっかりと香りますが、アルコールが残っているため香水本来の香りでないこともあります。
出かけたり人にあったりする時は30分前くらいのタイミングで香水をつけておくと、最も良い香りがする時に合わせられますのでおすすめです。
ふわっと自然な感じで香りを付けたいなら場所はやはりウエストより下がよいでしょう。
腰の部分はあまり汗をかきませんので、肌から30㎝ほど離してプッシュしておけば、一日中いい香りが立ち上るようになります。
また、ももの内側やひざの裏、くるぶしの後ろなどにつけても下から上へ香りが登ってくるので心地よい香りを楽しむことができます。
まとめ
- 空中散布の方法は香りの強い香水をふわっと香らせたい時にはおすすめだが、服などにシミがついてしまうリスクも。
- 香水の付け方は香らせたい場面や季節の服装によって変えるのがおすすめ。
- 薄着の時は香りはしっかり香るが、厚着だとわかりにくいことも。
- 仕事や食事のシーンでは強すぎる香水の香りはNG。周囲に不快感を与えないことも大切。
- 結婚式ではOKだが、主役ではないのでほのかに香るくらい、お葬式の場面では香水はつけないのが無難。
- ふんわりと香らせたいときは腰から下につけるのがおすすめ。TPOによって付け方を変えて楽しんで。