ぬいぐるみを外に持ち歩くのは子どもというイメージですが、中には大人になっても持ち歩きたい・実際持ち歩いている、という方もおられるようです。
ほかにもぬいぐるみと一緒に寝る人や可愛がる女性もいます。
大人ではちょっと珍しい気もしますが、ぬいぐるみを持ち歩く心理とはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は大人になってもぬいぐるみを持ち歩く心理や実際恋人がそうだったらどうするか、ぬいぐるみをかわいがるのにはどんな心理が働いているのかなどについて解説していきたいと思います。
ぬいぐるみを持ち歩く大人。なぜ持ち歩きたい?
大人になってもぬいぐるみを肌身離さず持っておきたい人はどういった心理でそのような行動をしているのでしょう。
いくつか順に解説していきたいと思います。
依存心から
子どもによくみられる「ブランケット症候群」という症状をご存知ですか?
小さな子どもが寝るときだけではなく遊ぶときや出かけるときなどにもブランケット(ほかのものの場合もあります)を手放せない状態のことです。
これは、不安になった時にも「これさえあれば精神状態を平穏に保てる」というための保険のようなもの。
ぬいぐるみを持ち歩く大人も、ストレスのかかる社会に出るときのお守りのような意味合いで持ち歩いている可能性があります。
愛情の対象
これはただ単にぬいぐるみが大好きという状態です。
自分の子どもやペットと同列の愛情をぬいぐるみにかけているという人は大人でもおられます。
一緒に旅行に行ったりお出かけしたりとまるでその子が生きているかのように大切にしているのだと思います。
そのためぬいぐるみを持ち歩くという行動を他社が馬鹿にしたり笑ったりすると深く傷ついてしまいます。
ぬいぐるみを持ち歩く彼女への対応
ぬいぐるみを持ち歩く心理には依存心から安心感を求めたり、自分の子どものように愛情をもって接しているなどの理由があることはすでにお伝えしましたが、では実際自分の恋人がぬいぐるみを持ち歩く人だった場合どのように対処すればいいのでしょう?
大人なのに彼女がぬいぐるみを持ち歩いていると、一緒にいる場合は人目も気になり、少し恥ずかしかったりするかもしれません。
しかし頭ごなしに「恥ずかしいからやめてほしい」とか「いい大人なのになぜそんなことを?」など否定から入ってしまうことはやめてあげてください。
もしかすると子供の頃経験した寂しい思いを消化するためにぬいぐるみをかわいがり、その子に並々ならぬ愛情を持っている場合だってあります。
仕事や家事などでストレスの多い日々の癒しにしている可能性もありますよね。
大人になってもプラモデルやラジコンが好きな方がいるように、ぬいぐるみが大好きなこともその人の個性です。
どうしてもそのぬいぐるみに強い思い入れがあるなら少し目をつぶってあげるのが良いのではないでしょうか。
なぜそのぬいぐるみをそんなに大切にしているのかという理由をじっくり聞けば、持ち歩く理由が見えてくるかもしれませんね。
また、いくつかのぬいぐるみを大切にしている人なら、持ち歩きやすい小さなサイズのものにしてほしいなどの希望は伝えてもいいのではないでしょうか。
ぬいぐるみと一緒に寝る、可愛がる大人
では毎日一緒にぬいぐるみと寝ていたり、かわいがったりする大人にはどのような心理が隠れているのでしょう。
安心感を得るため
寝る時間というのは一日の中で最もリラックスする時間でもありますよね。
そんな時、大きなぬいぐるみをぎゅっと抱きしめることによってより安心感を得ることができ、気持ちよく眠りにつくことができます。
一日の疲れをぬいぐるみで癒しているのかもしれません。
怖がりで一人で寝るのが怖いという人も、いつものぬいぐるみがあれば安心して眠れるということがあるのではないでしょうか。
幸福感を得るため
子どもやペットをかわいがった時、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれており、これが分泌されると幸福感で心が満たされることになります。
ペットや子どもだとかわいがるだけではなく責任感をもって育てる必要がありますが、ぬいぐるみならただかわいがったり抱きしめたりすればいいだけなのでお手軽ですよね。
ぬいぐるみをかわいがることで簡単に幸福感を得たいという心理が働いているのかもしれませんね。
ぬいぐるみを持ち歩く大人まとめ
子どもだと珍しくないぬいぐるみをかわいがるという行為も、大人になると「なぜいつまでも子どもっぽい行動をするのだろう」と疑問に思ってしまうこともありますね。
しかし、大人がぬいぐるみをかわいがるのには、依存心や深い愛情の対象など様々な理由が隠されています。
また、ぬいぐるみを抱いて寝るといつもよりリラックスして眠れたり、幸せホルモンが分泌されたりという効果もあるようです。
一見幼稚な行動に見えるぬいぐるみをかわいがる行為ですが、もしそういった人が周りにいても、からかったり馬鹿にしたりするのはその人を傷つけてしまうことにもなりかねませんのでやめてくださいね。