細かいところに気づく人や、優しい人は気を使うというところがいい性格でもありますよね。
しかし、気を使いすぎていると、それを逆に都合よく利用されることもあります。
あまり気を使いすぎると周囲にとっては「めんどうな人」とか「イライラする」と思われることもあって、せっかくの長所が短所になってしまうときもあります。
今回は、気を使いすぎる人の心理や周囲から見るとイラつく、めんどくさいと感じる理由、改善方法などを紹介していきたいと思います。
気を使いすぎる人はイライラ、めんどくさいと感じる
相手に思いやりが出来る人は人間関係を築くには好印象ですが、行き過ぎた気遣いは周りの人にとってイライラさせたり、めんどくさいと思われることもあります。
気を使うということは、相手の気持ちを尊重して取る行動ですが、相手に不快な思いをさせないような気遣いはとても喜ばれるように思えます。
しかし必要以上に気を使うと、自分の思いとは裏腹に相手からは「八方美人」と思われるようになってしまうんです。
また、周りの人にいい人に見られたいとか、自分の評価を上げたいがための気遣いは態度によってはイヤな思いをさせてしまうことも。
うまく気を使えない人からすると、世渡り上手で自己中心的な人だと言われ、周りの人をイライラさせたり疲れさせたりすることが多いのではないでしょうか。
気を使う人の心理
周りの人からすると気を使う人は、イライラしたり、「めんどうだな」と思われがちですが、気を使う側の人にも理由があって気を使っているんですね。
自分では気づかないのですが、人によく気を使いがちな人も実は精神面で疲れが蓄積しているという人もいます。
よく気を使ってしまう人の心理や気持ち、特徴を紹介します。
人に嫌われたくない
人に嫌われたくないと思っていたり、相手が自分のことをどう思っているのか気になっている人に気を使うという傾向があります。
自分の意見を言うと「相手が良く思わないのではないだろうか」というネガティブな考えがよぎって、つい相手の意見を優先してしまうんですね。
これは、素の自分を出して嫌われるのが怖いという心理から気を使いすぎてしまい、自分の意見が言えなかったり表現が出来ない人の特徴でもあります。
周りを気にする
常に周りの空気を気にしている人は、よく気を使ってしまうような人が多いですね。
例えば、仕事などで自分のことをは後回しにしてでも、頼まれるとその人のことを優先して無理して仕事を引き受けたりなど、気を使いすぎてしまうんです。
周りとの関係をよく保ちたいという気持ちが大きいあまり、頼まれると断り切れず、これが続くと負担を抱えすぎて自分が疲れてしまうということも。
本当に優しい
周囲に気を使うことができる人は基本的に優しい性格の人が多いです。
誰か一人でも会話に入っていなかったりすると気になって声をかけてあげることができ、楽しませようと気を使い、その心理が強すぎると相手につい手を焼きすぎてしまうなんてこともあります。
いい顔をしたい
これは、裏の顔を持っている人に多いです。
自分の素を見せず、気を使っていい顔をしている人は、何を考えているのかわからないと思われます。
気を使いすぎる人にも周りの人にとってポジティブな面とネガティブな面のときがありますが、状況によって気を使ってくれて助かることもありますよね。
当たり障りのない軽い気の使い方は周りにとっても悪い印象は与えませんが、行き過ぎた気の使い方は周りにとっては「よくわからない」「イライラする」というふうに思われてしまいます。
友達がいないのは気を使いすぎてるから?
よく気を使う人が嫌われているとか、友達がいないというわけではありません。
気の使い方にもよるもので、明らかに「いい顔をしたいから」とか人を選んで気を使っている人はもちろん嫌われますよね。
気を使いすぎて本当の友達がいないというのは、相手との距離感が縮めることができない人に多いのではないでしょうか。
嫌われたくないあまり無難に付き合っていると、相手からしたら「本音で話してほしい」と思われているかもしれません。
嫌われることがないように改善!
人とうまく付き合っていくには、気を使う人はもちろん、使われる人にもそれぞれ改善していかなければならないことがあります。
気を使う側
自分の意見を言うようにする
気を使う人は、自分の中で解決しようと我慢をする傾向が強いです。
気を使っているばかりでなく、自分の意見を言えるようにすれば本来の自分の姿を見せることができるようになります。
人に頼る
人に頼るということが苦手な人ほど、気を使う傾向があります。
お互い様という気持ちで、たまには人に頼ってみて、相手が気持ちよく受け入れてくれれば必要以上に気を使うこともなくなるのではないでしょうか。
断ることも大事
相手に嫌われたくないと思うあまり何でも引き受けてしまうと都合よく使われたり、周りからイライラされたりします。
自分の気持ちを第一に考えて、断るべきことはきちんと断るようにしましょう。
気を使われる側
態度を改める
自分が不機嫌な時におもむろに態度に出したりしていませんか?
気を使う人はそういう態度に敏感に反応して、雰囲気を変えようと気を使います。
人間なので不機嫌になるときもありますが、時と場合によって感情のコントロールもできるようにしましょう。
自分の気持ちを押し付けない
はっきり物事を言うのはいいことですが、自分の気持ちばかり言うのは相手にとって押し付けになります。
相手の気持ちも聞いたうえで物事を進めるようにしましょう。
気を使う側も使われる側も何かしらの理由があると思います。
お互いに自分の気持ちと相手の気持ちを伝えて、お互いに尊重することで、いい人間関係が築くことができるのではないでしょうか。
気を使いすぎる人がめんどくさい理由まとめ
よく気を使う人は、周りにとっていい人と思われることもあれば、めんどくさいとイライラされることもあります。
嫌われたくないと思う気持ちはわかりますが、そうならないためにも自分の気持ちを伝えることがとても大事です。
自分の心を開いてみると、周りの人たちとの距離感も縮まりいい人間関係が築くことができることができるのではないでしょうか。