この記事では、ボンドの早く乾かす方法や乾燥時間、それぞれの特徴を紹介しています。
木工用ボンドや万能ボンドって乾くまでに触ると白いべたべたがついてしまうし、透明にならなかったり乾くのに時間がかかります。
どのくらいで乾くのかわからず、急いでいるときは早く固める方法があればいいですよね。
そこで今回はなかなか乾かないボンドを早く乾かす方法やドライヤーを使うコツ、乾燥時間どれぐらいかをご紹介します。
ボンドを早く乾かす3つの方法
効果のあったものから効果のないもの、意外なものまで紹介しますね。
①ドライヤーで早く乾かす
なにかを乾かすときにまず最初にドライヤーが思い浮かびますよね。
私もまず最初に試したのはドライヤーでした。
温風を使って乾かしていくと、500円玉大の範囲であれば10~15分ほどでしっかりと乾かすことができました。
自然乾燥と比べても乾いた後の状態に変わりはありませんでした。
また、冷風を試してみると全く変わらずで、どうやら温めて風を送ると乾くようです。
くっつけるものの素材によっては熱によって変形する場合もあるので、心配な時には温風冷風を交互に使いながら乾かせば安心ですよ!(その分少し時間は必要ですが)
②冬限定のヒーターやストーブを使う
ドライヤーに似た発想ですね。温めて乾かす方法です。
冬の時期に筆者の家ではヒーターを使うのでその前に少し離して放置してみました。
ヒーターの前で物を乾かす際には、火事にならないよう定期的に確認してくださいね!
ドライヤーほど強い風があたるわけではないですが、やはりボンドは温めると早く乾くようで、こちらの方法もしっかり乾きました。
変形の心配がない素材をくっつけるときにはいいですね。
当たり具合によってムラはできやすいですが、その間に違うこともできるし、冬場は部屋もあったまって一石三鳥です。
③電気毛布や乾燥機
ボンドは温めると早く乾くので、電気毛布、布団乾燥機等の方法を使っている方もいます。
こちらに関してもしっかり乾きますよ。
ドライヤーよりも弱い風で乾かしたい方は、布団乾燥機もおすすめです。
冷蔵庫や冷凍庫で冷やしても乾かない
ドライヤーやヒーターで温めるのとは全く真逆の発想ですね。
冷蔵庫に入れて1時間ほど様子を見ましたが、結果は全く乾きませんでした。
木工用のボンドが固まるのは、ボンドに含まれている水分が蒸発→乾燥して固まると接着するんですね。
つまり、早く乾かせば早く接着するので、乾かない冷蔵庫や冷凍庫では意味がないんです。
冷凍庫の場合は水分が凍ってしまい、解凍する時間が増えてしまって、むしろ遅くなる可能性もあります。
ボンドの特徴と乾燥時間は?何分で乾燥?
たくさん種類があるのでわからなくなりがちですが、使用する素材に適していないと接着力や乾燥時間に影響します。
それぞれ適しているボンドを選びましょう。
木、布、紙に適している木工用ボンド
工作などで使用する、1番メジャーな木工用ボンドだと思います。
木・布・紙をくっつけるのに適していて、水性のため扱いやすいところが特徴です。
白い液体ですが、乾くと透明になります。
硬貨サイズにて透明になる時間は、通常1~2時間で固まり、4時間程度で完全に固まります。(室温や量で前後します)
温風をかけると15分程度で8割ほど乾燥し、30分もあれば透明になり乾きますよ。
生地系に強い手芸用ボンド
布用のボンドはコットンやリネン等の生地もしっかりくっついて、裾上げもゼッケンの縫い付けもこれひとつで済むと主婦の間で便利グッズとして人気ですね。
フェルト用のボンドもありますし、DIYやハンドメイドでも活躍しそうですね。
布用ボンドも完全に乾かすまでに12~24時間は必要になります。
もちろん半日は置いておいたほうがいいですが、温風を使えばグッと短縮できますね。
接着が早いプラスティック接着剤
実は接着が難しいのはプラスティックです。
プラスティックの中でもたくさんの素材の種類があるので、適合したボンドなのか確かめてから使いましょう。
ただ接着が1番早いのはこのタイプで、数秒~1分程度で固まり始め、15分程度で完全硬化します。
圧倒的な速さですね。
硬化剤入り接着剤
主剤と硬化剤を混ぜて使うタイプのものです。
すでに混ざっている1液タイプのものと、使うときに混ぜる2剤タイプがあります。
乾燥ではなく化学反応で接着する為、強度は高いですね。
また金属、陶器、ガラスなど幅広い素材に対して使える特徴があります。
15~30分で固まり始め、1時間程度で完全硬化するようです。
ボンドを早く乾かす方法まとめ
ボンドは水性のものが基本なので、早く乾燥させるには、あたためて水分を蒸発させるのが1番効果があります。
くっつけたい素材に適したボンドでないと実力は発揮してくれませんので、使いたい箇所に適したボンドを使うことが重要ですね。
推奨の乾燥時間が長いものでも効率よく作業ができるように、今回ご紹介した方法を是非試してみてくださいね。