会社を退職してしばらく時間が経ってしまうと、いざ仕事を始めようと思ったときにブランクで何もしてないと、次の職場が見つかるのだろうかと不安になりますよね。
結婚や出産、家事手伝いや知り合いのアルバイト、一区切りつけて遊んでたなど退職する理由はさまざまです。
その空白期間に何もせず過ごしてきた場合は、ブランクが長くなればなるほど転職するのに不利になる場合もあります。
しかしほとんどの会社は、ブランクの期間があっても気にすることはないところが多いようです。
今回は、転職時にブランクの期間で何もしてないのは大丈夫なのか、面接時に注意すべきポイントなどを紹介していきたいと思います。
職業ニートや家事手伝いで何もしてない空白期間の面接対応は?
卒業後、または退職後に「少し遊んでいたい」という理由で空白期間を作る方も多いですね。
他にも家庭の事情で仕事ができなかったという場合もあると思います。
ブランクの期間が長いと、面接官はどうしてもマイナスの印象というか疑問に思われますね。
家事手伝いをどうしてもしなければならなかった理由を面接官にきちんと伝えた方がいいです。
また、何もせずに遊んで過ごしていた、などといった理由は社会では通用しにくいですよね。
家事手伝いの場合
- 親(祖父母)の介護が必要だったので、なかなか就職できなかった
- 自身の病気やケガなどで仕事ができなかったが、体調も戻り仕事に就きたいと思った
など、事実を正直に話した方がいいでしょう。
ニートや遊んでいた場合
- これから就職して頑張るという意気込み
- なぜ就職をしたいと思ったのか
これまで「遊んできた」という理由で就職しなかったというのは、面接官にとって最もマイナスなイメージです。
これまでのことよりも、企業への熱意や今後貢献出来ることなどを伝えた方がいいでしょう。
また、もし転職であれば、以前勤めていた会社での実績などもしっかりと復習してアピールするといいですね。
もしくは、急いでいないのであれば面接は一旦保留にして、企業に関係する勉強やアルバイトなどワンクッション置いてから臨むのもいいですね。
遊んでいたとはいえ、勉強やアルバイトをやったことは事実になります。
転職時にブランクがあって何もしてない場合は面接が不利?
ブランクの期間が長いと転職する際に不利になるといわれますが、確かにそういう会社もあるのは事実です。
元の会社を退職してから次の就職先が決まるまでがブランク期間なので、就職活動をしていても就職先が決まらないとその間もブランクの期間になりますよね。
何もしていなくても、面接のときに転職活動をしていたといえばそれで通る場合もあります。
面接次第では「(けっこう良い雰囲気なのに)なかなか難しいところに挑戦したんだな」「この面接じゃ落ちるよな」と両極端の反応をされるでしょう。
ブランクの期間が長ければ長いほど転職するのも難しくなりますが、退職後半年くらいまでは会社側もあまり気にしないようです。
しかし、それ以上となると会社側もその期間に何をしていたのか疑問に思うところもあるようです。
例えば、「ブランクがあって対応することができるのか」、「モチベーションが低いのではないか」など採用するほうも給料を払うわけですから、いろんな探り方をします。
何もしていないとどうしても不利になりがちになってしまいますので、理由がある場合はきちんと伝えた方がいいでしょう。
既卒で何もしていない場合の面接の例文
就職が決まらず、卒業してしまったという人もいると思います。
面接官は、卒業後なぜ就職しなかったのか、卒業後何をしていたのか、ということをよく聞かれます。
就職活動がうまくいかなかったという人は、「業界にこだわっていた」ことなど、これまでの失敗を反省しつつこれからの意欲をしっかり伝えることが大事です。
【例】
私は、卒業するまでの就職活動中に○○という業種にこだわりすぎたため、内定をもらうことができず卒業をしてしまいました。
今回の就職活動は、これまでの○○の業種にこだわらず、自分の視野を広げて「〇〇業界でも自分の知識やスキルが生かせるんじゃないか」(具体的にどういうところか)といろんなことに挑戦したいと思い御社に応募いたしました。
そもそも就職活動をしなかったという人は、何らかの理由があってそうしたのか、自分のやりたいことがわからなかったという場合もあると思います。
そういうときは、これまでの気持ちを正直に話して、これから頑張りたいという心境を伝えるといいでしょう。
【例】
在学中に就職活動をする時期に自分が何をやりたいのかわからないまま卒業することになってしまいました。
これまで自分が学んできたことを活かすために、何をしたいのか考えるまでに時間がかかり遅くなりましたが、御社で○○をぜひ自分の力を発揮させていただきたく応募いたしました。
また、在学中にどうしても取りたかった資格や夢などがあって就職活動ができなかった場合はその旨をきちんと伝えた方がいいですね。
自分も何度か転職はしたけど・・・
私は、卒業の時に就職先が決まっていましたが、その時は自分が本当にしたい職種ではなかったんです。
とりあえず就職をしなければ、という気持ちだけで受けましたね。
大手の企業だったのですが、若くして結婚、出産をし、生活もあるので頑張っていました。
しかし、何年か働いているうちに自分がやりたいことがもっとあるはず、と思い始め思い切って転職をし、資格を取ることにしました。
仕事をするなら、自分がやりたい職業に就くのがベストですが、そういうわけにもいかないのが現実です。
本当にやりたいことを模索しながら見つかったときに思いきることも大事だと思います。
当たり前ですが、私は「この会社で働いてみたい」と思ったら、まず受ける会社について事前にリサーチをしました。
これは、面接のときにどういった質問をされるのかわからないので、調べておくと面接官にも何かしら印象を残すことができるかな、と思ったからです。
受ける会社の事業内容の把握、その会社で自分が役に立てるような強みや、その事業に関わることに興味があることなど。
それに加えて自分が持っている資格を活かすことができるアピールも必要ですね。
もし資格がなくても、これから勉強をして資格をとる目標があることなどを伝えるといいのではないでしょうか。
ニートや家事手伝いで何もしてない空白期間はどうするかまとめ
会社を退職してからブランクの期間が長くなると再就職も厳しいのではないか、と不安になると思います。
また、家事手伝いやひきこもりニートを長く続けると、壮絶な末路をたどるともいわれて焦りますよね。
しかし、自分の強みを面接官にしっかりアピールすれば理解してもらえる会社はたくさんあります。
嘘はよくありませんが、
- 矛盾の無い家庭の事情
- これからの意気込み
- 企業分析
を熱量を持って説明出来るようにしましょう。
「失敗は成功のもと」と昔から言われますが、失敗を恐れずに次のステップに進んでほしいと思います。
就職活動はかなりパワーを使いますが、自分のやりたい仕事を見つけてくださいね。
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