だんだん寒くなってくると寝るときに毛布が必要になりますが、ふわふわの毛布はかけるだけでとても温かく、寒い時期の安眠には欠かせないアイテムと言えます。
でも、毛布をつかっていると毛が抜けて、お部屋が埃っぽくなってしまったり、温かさが保てるのか?いつか無くなるんじゃないか?笑 と心配になります。
そこでよく見かけるポリエステル100%は毛が抜けやすいのか、毛が抜けにくい毛布や、毛布の毛羽立ちを抑える方法などをご紹介します。
ポリエステル100%は毛が抜ける?
マイクロファイバーなど、ポリエステル原料の毛布は最近よく見かけますが、このようなものは非常に細くて短い繊維を使っているため、素材の特性上摩擦によって毛が抜けてしまうことがあるということです。
ポリエステル素材のものは表面を強くこすったりつまんだりしないように注意が必要です。
また、新しい毛布は素材関係なく、使用当初は毛が抜けやすいといわれています。
これは製造過程で付着する繊維が毛布の表面に出てきている場合がほとんどです。
毛布は製造する際に表面の毛1本1本の長さをそろえるためにカット作業をします。
そのあとにカットした繊維が付着しないように風圧で除去するのですが、取り切れない繊維が残ったまま販売されているということも起こり得るということです。
そのため、最初は毛が抜けたように思えるかもしれませんが、使っていくうちに自然と治まる場合がほとんどだといえるでしょう。
毛羽立ちの防止や除去
毛布の毛が抜けて困るときは洋服などのエチケットブラシでブラッシングをしてみてください。
毛布をブラッシングすることによって毛玉なども付きにくくなり、抜けた毛やごみなどを簡単に取り除くことができます。
また、使い始めに洗濯することによっても毛が抜けるのを防ぐ効果があります。
ここで注意が必要なのは洗濯するときは柔軟剤を使用するのを避けるということです。
柔軟剤を使用すると繊維の表面が滑りやすくなり、摩擦によって毛が抜けやすい状態になってしまいます。
また、洗濯中には繊維のこすれや摩擦をできるだけ軽減するために水量を多くして洗うことが大切です。
洗い終わったら両端を持ち、軽く振ると毛並みがほぐれ毛羽立ちの防止にもなりますよ。
それでも毛羽立ちや毛玉ができてしまった…というときは、アイロンを使います。
毛羽立ちや毛玉のある部分に毛布から10㎝以上離してアイロンのスチームの蒸気を当ててみてください。
あてるのは5秒程度で大丈夫です。
スチームの効果で繊維が柔らかくなり、その後ブラッシングすることによって毛羽立ちやや毛玉をほぐすことができます。
この時エチケットブラシで一定方向に向かってブラッシングするのがコツです。
このように毛布はしっかりとメンテナンスをしながら使うと、気持ちよく長い間使うことができますので少し気を付けてみるといいかもしれませんね。
オススメの毛が抜けない毛布
毛が抜けにくい毛布として有名なのは「ニューマイヤー毛布」だと言われています。
化学繊維を二重に重ねて作るマイヤー毛布に対してニューマイヤー毛布は一枚物の毛布になります。
ポリエステルやレーヨンなど素材はさまざまですが、ふわふわとした質感で十分な保温性を持ちとても暖かい毛布です。
薄くなめらかで肌のあたりも柔らかく、毛羽も絡まりにくく毛玉も出にくいのが特徴。
毛が抜けにくいためほこりなどが出にくく、ハウスダストなどのアレルギーの方にも安心ですね。
一枚ものなので家庭で洗濯もしやすく、乾きも早いです。
また、畳んだ時もかさばらず、保管がしやすいというのも嬉しいポイントですね。
デメリットとしては化学繊維のため吸湿性があまりないこと。
毛足が長いものだと寝ている間に暑くなり、ジメジメしてしまうこともあるかもしれません。
静電気が起こりやすいというのもこのような毛布にはよくあることです。
しかし最近では、帯電防止加工をしてあるニューマイヤー毛布も発売されていますので、そういったものを選べば快適に使うことができるのではないでしょうか。
まとめ
- 毛布で毛が抜けやすいのはマイクロファイバーなどのポリエステル素材の毛布。
- ポリエステル素材の毛布は摩擦によって毛が抜けやすくなる。
- できるだけ表面を強くこすったりつまんだりしないよう使い方に気を付ける。
- 毛布の毛が抜けて困ったら洋服用のエチケットブラシでなでるようにブラッシングしてみよう。
- 使い始めに洗濯をすると抜ける毛が抑えられることも。その際は柔軟剤を使わないように注意。
- 毛が抜けにくいのはニューマイヤー毛布。比較的軽くて扱いやすく暖かいのがメリット。しかし吸湿性が悪く静電気が起きやすいというデメリットも。
- 毛布と一口に言っても素材や種類は様々。自分のライフスタイルに合ったお気に入りの毛布を見つけてくださいね。