クワガタが弱っているととても心配になりますよね。
クワガタの死の前兆や弱ってるサインとしては、ひっくり返ってなかなか起き上がらないということがよくあります。
そして突然死ぬなんてことも。
そんな前兆が見られたら、今すぐ飼育環境を見直してください。
もしかしたら、死にかけからまた元気になってくれる可能性がありますよ!
今回は弱ったクワガタが少しでも元気になる方法やひっくり返るのを防止する対処法についてもお話ししていきます。
弱ったクワガタを元気に復活する方法
弱ったクワガタを元気にする方法として根拠が示せるものはないですが、水分を与えたら復活したという声がいくつかみられました。
水分を与える
確かにクワガタは乾燥に弱いです。
乾燥していると、足などを傷つける恐れがあります。
もちろんカビない程度にはなりますが、霧吹きなどで十分にマットを湿らせておくのは重要です。
もしかしたら乾燥で弱っていて、加湿をしてあげることで回復したということも考えられますね。
何度も様子を確認しない
「元気がないのに確認したらダメなの?」と思いますが、弱っているからといって必要以上に様子を確認するのはクワガタのストレスになります。
気になる気持ちは分かりますが、餌やマット、転倒防止の木を入れるなど最低限のことに気をつけて見守るようにしましょう。
もしかしたら、その行動が弱ったクワガタを元気にするきっかけとなるかもしれませんよ。
死にかける原因
クワガタが死にやすくなる原因は以下。
突然死ぬというよりは、知らないうちに積み重なっている可能性がありますね。
温度管理ができていない
クワガタにとって温度は重要です。
意外とクワガタは高温に弱く、30℃以上超えるようであればエアコンで調整してあげる必要があります。
基本的には20℃以下、28℃以上にならないよう注意が必要です。
急激な温度変化にも弱いので、室内で飼育し、直射日光に当てないように気をつけてくださいね。
よくない餌をあげている
クワガタの餌は昆虫ゼリーがオススメです。
スイカやメロンは水分が多すぎてクワガタが死にやすくなる原因の一つとなるのでやめてください。
果物をあげる場合には「バナナ」がオススメです。
ですが、基本は昆虫ゼリーです。
昆虫ゼリーは昆虫のために栄養配分を考えて作られているので一番適しているといえます。
飼育環境が悪い
クワガタは飼育環境が悪いと死んでしまいます。
マットは霧吹きで適度な湿気を与えましょう。
マットはクワガタが隠れることができる深さを考えて敷き詰めてくださいね。
マットが汚れている時にはそのままにしないで、きれいにしてあげてください。
月に1~2回は全てを取り替えることをオススメします。
刺激を与えすぎている
クワガタってカッコいいのでついつい気にかけて触ってしまいたくなりますよね。
しかし、それはクワガタにとって刺激となるのであまりよくありません。
ストレスになってしまい、死にやすくなる原因の一つとなってしまうのです。
出来るだけそっとしておいてあげるほうがよさそうですね。
ちなみに音や振動も苦手です。
クワガタって意外と繊細な生き物なんですよ。
ひっくり返ったまま
先ほども説明しましたが、クワガタはひっくり返るとなかなか起き上がれません。
理由は、
- 重心・・・背中が重く、何かしらのアクシデントでひっくり返りやすい
- わざと(自己防衛)・・・クワガタにも細かい毛があり、身の危険を察知したら死んだふりをする
- 弱っている・・・すでに弱っていて、起き上がる体力がない
などがあります。
ずっと足をバタつかせ、もがき続けて、足が何かに引っかかったら初めて起き上がれるんですね。
その引っかかるモノが無ければ力尽きるまでもがくので、やはり転倒防止材や登り木は必要です。
クワガタの死の前兆や弱ってるサイン
クワガタの死ぬ前や弱っているサインを見つけてなるべく早く対策をとってあげたいですね。
ひっくり返って起き上がらない
死が近づいたクワガタはひっくり返るとなかなか起き上がれなくなります。
元気な時はすぐに勢いよく元に戻っていたのが、死が近づくとゆっくりと起き上がります。
中にはしばらくひっくり返った時のままもあります。
私もここ数年クワガタを育てているのですが、ひっくり返ったまま手足をゆっくり動かすクワガタの姿を何度も見てきました。
それを見ると、死期が近づいていると覚悟してちょっと寂しい気持ちになりますね。
ハサミやあごの力が弱くなる
死期が近づいたクワガタはハサミやあごの力が弱くなります。
元気な時のクワガタの挟む力はとても強いです。
一度挟まれたことがありますが、小さな身体なのにこんなに力があるのかと驚きました。
なんとオオクワガタの挟む力は500gもあるんです!
それが死が近づくと、弱々しくなり痛みを感じない程の挟む力となってしまいます。
口ひげ、舌を出している
クワガタは、舌を出しながら動き回ってるときは、体内の水分がなく脱水状態かもしれません。
早めにゼリーを与えたり、加湿をおこないましょう。
土の中から出てこないのは基本的に問題ない
クワガタは夜行性なので、昼間など明るいときは隠れています。
とくにメスの場合は警戒心が強いので、けっこうな頻度で潜っていますよ。
また、羽化したばかりや気温が低いときは休眠のため潜ってるんですね。
やたらと動き回る
「怖いぐらいめちゃくちゃ元気に動き回っていると思ったら翌日死んでた」なんて声もけっこうありますね。
原因はわかっていませんが、落ち着かない様子でゼリーも食べずにひたすら動き回ります。
クワガタがひっくり返るのを防止する対策
クワガタはよくひっくり返る昆虫です。
かといってひっくり返る回数が多いと、その分弱る確率も上りますよね。
登り木や転倒防止材を入れる
カブトムシやクワガタといえば、登り木。
なので、おそらくほとんどの方は大丈夫かと思います。
しかし虫かごに対して朽ち木が少ないと、足がひっかかりにくいので、まんべんなく置くようにしましょうね。
細かい落ち葉や枝を入れる
登り木を入れても、どうしても空いてしまうスペースがありますね。
そういった空いたスペースは、落ち葉や細かい枝を敷いてあげます。
公園などで拾った落ち葉や枝を入れる場合は、雑菌で汚いので、一度洗って乾燥させてから入れるのをおススメします。
湿ったティッシュや新聞紙
お家にあるものでしたらティッシュや新聞紙を敷くだけでも、クワガタは起き上がりやすくなりますよ。
他にも細かくした割り箸なんかも代用できます。
ティッシュは濡らすと保湿にもなりますが、逆に新聞紙は吸湿性がありますので、乾燥に気を付けましょう。
弱ったクワガタを死にかけから元気にする方法まとめ
クワガタの死の前兆のサインは、「ひっくり返って動かなくなる」です。
それだけでなく、ハサミの力が弱っていることも死の前兆と考えていいでしょう。
もちろん、長生きできるよう普段から気をつけておけるポイントがあります。
温度管理や餌に気を配り、飼育環境を整えてあげましょう。
気になって触りたくなる気持ちは分かりますが、構いすぎるとストレスとなるので、そっと見守ってあげるのが一番です。
弱ってきたクワガタを元気にする方法は、はっきり根拠のあるものはないようです。
しかし、乾燥に弱いのでマットを加湿するなど日々のことに気をつけておけば、元気になる可能性もあります。
せっかく飼っている愛着のあるクワガタ。
できるだけ長生きしてくれるように日々のお世話を頑張ってくださいね。