カメムシの匂いはいつまで臭い?手や部屋の匂いを消す方法や、いないのに臭いのはなぜか

カメムシの匂いがいつまでも残って悩んでいませんか?

実はカメムシの匂いはその成分から匂いが残りやすい性質があるんです。

ですがきちんと特性を知り工夫すれば匂いはすぐに落とすことができるので安心してください。

この記事ではカメムシの匂いがいつまで残るのかや消し方などについてお話ししていきます。

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カメムシの匂いはいつまで残る?

カメムシの匂いは1週間ほど残ると思ってください。

ただしこれは何もしない場合なので、匂いがついた時にすぐに洗えば大丈夫です。

 

カメムシの放つこの匂いの主な成分は「トランス2ヘキセナール」というものです。

このトランス2ヘキセナールには3つの成分が含まれています。

  • ヘキサナール
  • オクテナール
  • デセナール

上記は全てアルデヒドの一種でカメムシの匂いの正体といえます。

これらに「親油性」や「揮発性」があることからカメムシの匂いはなかなか工夫なしでは消えないのです。

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手についたカメムシの匂いを消す方法

手についたカメムシの匂いを消す方法は手を洗うことですが、その前に一手間かけることでより落としやすくなります。

それは、消毒用のアルコールや化粧落としのクレンジングを手になじませることです。

カメムシの匂いの成分は親油性があるため油に溶けやすいです。

そのため、油で匂いをうかせた後に手を洗うことで、一層匂いを消しやすくなるんです。

 

手を洗う時に気をつけるべきポイントが3つあります。

  • 丁寧に
  • 何度も
  • 石鹸を使う

1秒でも早く匂いを取りたいのであれば、丁寧に何度も洗うようにしてくださいね。

また水だけで洗っても匂いはなかなか落とせません。

必ず石鹸を使うということも大切なポイントですよ。

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部屋がカメムシ臭いときの消す方法

カメムシがいないのになぜか臭いがするときってありますよね。

もしかしたらカメムシの液がどこかに付着しているかもしれません。

部屋がカメムシ臭い時に消す方法をいくつか紹介します。

 

  • 消臭スプレーを使う
  • 柑橘系スプレーを使う
  • 匂いの元を断つ

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

消臭スプレーを使う

ファブリーズやリセッシュなど消臭スプレーを使うと一定時間効果はあります。

カメムシの嫌な匂いを少しでもいいから和らげたいという場合には、匂いを上書きできるのでよい効果があるでしょう。

しかし、一時的なものになるので時間がたてばまたあのカメムシの匂いが漂ってきます

一時しのぎとしては効果を感じられるでしょう。

 

柑橘系スプレーを使う

上記で消臭スプレーは一時的とお話ししましたが、柑橘系スプレーであればかなりの効果が期待できます。

それは、オレンジなどの柑橘系に含まれる「リモネン」という成分の働きのおかげです。

リモネンは油によく馴染むため、油汚れを落とす効果があります。

そのため、親油性が高いカメムシの匂いはこの柑橘系の働きと相性がいいんです。

それだけでなく柑橘系の香りはカメムシが苦手としているので忌避効果も期待できます。

家に柑橘系のスプレーがある場合はぜひ試してみてくださいね。

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匂いの元を断つ

やはり根本的な原因である匂いの元を断つ必要があります

これが一番効果的な方法です。

カーテンやソファ、床などどこにカメムシの匂いがついているか特定する必要があります。

特定できれば台所用の中性洗剤を垂らして、水拭きすればカメムシの匂いが落ちます。

カーテンや洋服であれば丸洗いするのも手ですね。

特定ができれば不快な匂いから解放されるので、分かる場合にはこの方法で匂いを消しましょう。

 

例えるならどんな匂い?

カメムシの匂いはパクチーの匂いに似ていると言われています。

パクチーといえば独特の香りを放つ人気のハーブです。

しかし別名「カメムシソウ」と呼ばれているんです。

 

カメムシの匂い成分はトランス2ヘキセナールという物質です。

この中に含まれるアルデヒドはパクチーの苗からも発見されているんです。

同じ成分をもつことから似ている匂いと言われていることにも納得がいきますね。

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カメムシがいないのに臭いがするのはなぜ

先ほどはカメムシの液が付着しているから部屋が臭いかもという話をしました。

また、他にもカメムシの青臭さをつくっている「青葉アルデヒド」はりんごやバナナなど身近な果物にも含まれているんです。

植物の葉っぱなどにも含まれる極めて一般的な匂いと言えます。

しかしカメムシの放つ匂いには青葉アルデヒドが凝縮されていることから、とても不快な匂いに感じてしまうんです。

もしかしたら、このような似ているニオイの発生原因があるかもしれませんね。

カメムシの匂いはいつまで臭いのかまとめ

カメムシの匂いは放置していれば1週間ほど匂いが残ります

しかし、きちんと対処すればすぐに消せるので安心してください。

 

手についた場合は、カメムシの匂いの成分である親油性を利用しましょう。

手に消毒用アルコールなどを馴染ませてから石鹸で洗えば匂いを消すことができます。

部屋のカメムシの匂いを消す1番の方法は匂いの場所を特定することです。

特定できれば台所用の洗剤を使って消すことができます。

しかし、場所が特定できない場合は応急処置となりますが消臭スプレーを使いましょう。

その時、柑橘系のスプレーだと匂いを消しやすくなるだけでなくカメムシを寄せ付けなくなりますよ。

 

カメムシの匂いはパクチーに似ていると言われています。

これは、カメムシの匂いと同じ成分のトランス2ヘキセナールがパクチーの苗からも発見されていることが原因です。

 

カメムシの匂いがついた時にはその特性を利用し、工夫して消すように頑張ってみてくださいね。

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