ユニクロの肌着といえば、夏に汗を瞬時に吸収して乾かす機能を持つ「エアリズム」と、寒いときに防寒対策に重宝する「ヒートテック」がありますね。
たしかに夏に着るエアリズムは涼しいですし、冬に着るヒートテックは暖かいです。
しかし、アトピーや敏感肌の人には合わないことがしばしば。
エアリズムやヒートテックは化学繊維を使っているんですね。
特にアトピーだと綿100%の肌着しか着れないという人も多いです。
素材に化学繊維が入っているとかゆくなったり、かぶれがひどくなるとただれて汁が出たりすることもあります。
今回は、ユニクロの肌着でアトピーや敏感肌に合うものはあるのか、どんな素材のものがいいのか、ユニクロ以外のオススメの肌着など紹介していきたいと思います。
ユニクロの肌着はアトピーや敏感肌に向いてる?
ユニクロの肌着でアトピーや敏感肌に向いているかは、その商品の素材によって変わってきます。
普通肌の人にとっては素材を気にせず着れるので、夏は涼しく、肌着としては重宝しますが、エアリズムに使われている素材は化学繊維が入っているんです。
実際のエアリズムの素材の表記は以下。(2022年10月時点)
- 【エアリズム】
ナイロン66%・キュプラ24%・ポリウレタン10%
- 【エアリズムUVカット】
ナイロン88%・ポリウレタン11%
- 【エアリズムコットン】
綿71%・ポリエステル25%・ポリウレタン4%
やはりどれも化学繊維が使用されていますね。
肌が弱い人にはエアリズムコットンがオススメです。
通常のエアリズムよりも涼しさは劣りますが、綿を71%使用しているので、違和感は感じにくいかと思います。
ただ、アトピーや敏感肌の人にはかゆみが出るという人が多かったですね。
ヒートテックや冬服は?
ユニクロのヒートテックは寒いときに本当に暖かくて人気があります。
ヒートテックの素材の表記は以下。(2022年10月時点)
- 【ヒートテック】
ポリエステル38%・アクリル30%・レーヨン20%・ポリウレタン12%
- 【ヒートテック極暖】
アクリル41%・ナイロン31%・レーヨン27%・ポリウレタン1%
ヒートテックもエアリズムと同じく化学繊維が使用されていますね。
やはり、アトピーや敏感肌の人には値段もお手頃なユニクロのヒートテックは向いていないかもしれません。
しかし、ユニクロから裏面(肌が当たる面)が綿100%のヒートテックが発売されました!
ヒートテックコットンはかなり改善
綿53%・アクリル42%・ポリウレタン5%
アトピーや敏感肌の人の声が届いたのでしょうか。
口コミを見ていたら、敏感肌の人がかゆくなったという声も少しありましたが、従来のヒートテックよりも断然かゆくならなかったという声がたくさんありました。
肌に触れない面が化学繊維を使用されているので、体質によっては合わないという人もいるかもしれませんが、ヒートテックコットンは敏感肌の人にとってうれしいニュースですよね。
冬に着るあったか素材もユニクロの服は人気がありますが、化学繊維が使用されていることが多いです。
肌着に綿100%のものを着てから冬服を着ることをオススメします。
アトピーや敏感肌にオススメな素材とよくない素材
アトピーや敏感肌の人にオススメの素材とよくない素材を見てみましょう。
オススメの素材
やはり綿はダントツにオススメです。
肌への刺激がほとんどなく、かゆみもありませんね。
綿は着心地もいいですし、吸水性も抜群で汗を吸ってくれます。
ただ、綿の素材の綿花にも農薬が使われていて、農薬の量が多いと肌に合わない場合もあるといわれていますね。
しかし、オーガニックコットンは有機栽培で育てられた綿花で、安全性に配慮されています。
環境にも肌にもやさしい素材に勝るものはないですね。
そのほか、麻もいいですね。
麻は夏の服の素材によく聞きますよね。
アトピーや敏感肌の人は、汗をかくと体がかゆくなる人が多いですが、麻は肌触りや通気性もよく汗の乾きも早いです。
綿には劣りますが、麻もオススメです。
おすすめしない素材
冒頭でもお話ししましたが、化学繊維が使用された素材のものはオススメできません。
化学繊維とは、石油が主原料のものになります。
例えば、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ポリウレタンなど…。
化学繊維の服を着ていると静電気が起こりますよね。
肌着に化学繊維のものを着ると、肌着と皮膚の間で静電気が起こってしまい、かゆみがでてしまうんです。
価格は綿や麻よりも断然安くて魅力的なのですが、アトピーや敏感肌の人には合わない素材です。
その他オススメの肌着
ユニクロは価格も安く魅力的ですが、ほかのメーカーでもオススメの肌着はいろいろあります。
いくつか紹介します。
無印良品
無印良品の肌着は環境にも人にもやさしいオーガニックコットンだけを使用しています。
さらっとした着心地と速乾性にすぐれているので、汗をかいても蒸れにくく夏でも快適に着ることができます。
綿といえば伸縮性がないものが多いのですが、「フライス編み」という方法で、柔らかい肌触りと伸縮性を出しています。
無印良品は下着やパジャマ、靴下などオーガニックコットンを使用したものが多いのでとてもオススメ。
アトピーや敏感肌の人は無印良品のものをためしてみると他のものが着れないという声も多いですね。
イオン
オーガニックコットンを100%使用したイオンの肌着。
夏用はシャリっとした肌触りが涼しく、冬用は特殊な紡績方法で繊維の間に空間を作りやわらかな生地に仕上げています。
価格もお手頃で、夏用、冬用ともに心地よく過ごせる肌着が揃っています。
グンゼ
グンゼは値段もお手頃で着心地がいい肌着です。
大人用には「低刺激インナーメディキュア」がオススメ。
敏感肌の人にも着やすいように、綿とレーヨンのみで作られています。
グンゼの特殊技術の「エコマジック加工」によって皮脂などの汚れや洗剤も残りにくく、敏感肌の人に安心して着用できるように作られています。
また、子供用には、「アトネス」。
グンゼオリジナルのネクストラコットンを使用して、着心地とムレの軽減に期待できます。
ユニクロの肌着はアトピーや敏感肌に向いてるまとめ
アトピーや敏感肌の人は、肌着選びも大変ですよね。
ユニクロも敏感肌の人のためにコットン使用の肌着が発売されましたが、肌が触れない面は化学繊維のものなので、人によってはかゆくなることもあるかもしれません。
とはいっても、快適さや暖かさはダントツなんですよね。
それでもユニクロし商品を着たいというときは、肌に触れる部分に綿100%のものを着てからその上に着てみるのもいいかもしれません。
ユニクロ以外でも快適な肌着や暖かい肌着もありますので、自分に合う肌着を見つけて快適な生活を過ごしてくださいね。