昔からご先祖様を重んじている方は、お盆や年末年始、命日などはお墓参りに必ず行っていると思います。
もっと行っている方は毎月、毎日と回数が多いですね。
でも「毎月や毎日など行き過ぎはダメじゃないの?行ってはいけない日があるんじゃ?」と気になる方もいます。
実はお墓参りにダメな日は無いですし、行き過ぎがダメということはないんですね。
時間帯も午前中が良い、夕方や夜はダメなど様々な意見はありますが、なるべく午前中が良いんです。
そこでいつお墓参りをすると喜ぶのか、日や時間帯、現実的なところからスピリチュアル的な要素まで紹介します。
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お墓参りの行き過ぎはダメではない
お墓参りに行く頻度に決まりはありません。
あまりにも行かな過ぎるのは問題かもしれませんが、行き過ぎて良くないなんてことは全くありませんので、気兼ねなくどんどんお墓参りしてください。
ご先祖様も喜ぶはずです。
毎月は行き過ぎか
大切な人がお亡くなりになって日が浅い内などは特に、毎日でもお墓参りをしてご供養したいと思われるでしょう。
また逆に、毎月お墓参りをすると良くないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし毎月どころか、毎日いかれても行き過ぎなどということはありません。
心行くまでお参りされてください。
お墓参りは故人へのご供養はもちろん、大切な人を亡くされたご自身の気持ちの整理をつけるためにも重要な役割を果たしてくれます。
お墓参りでご供養をし、故人と語らい、気持ちを落ち着けて明日へ向かう力を養ってください。
実話ですが、自宅からお墓まで徒歩数分圏内の知人は毎日参っていらっしゃいます。
しかしとくに体調不良や悪い報告もありませんし、むしろ喜ばれると思いますよ。
お墓参りへ行ってはいけない日はないです
結論からいうと、お墓参りはいつ行ってもいいのです。
特に避けた方がいい日や時間帯はありません。
慶弔時に六曜を重んじる人は多いので、お葬式は仏滅や友引きを避けることが多いですが、お墓参りの時は特に気にする必要はありません。
同様に彼岸明けのお墓参りは避けるというのも気にする必要はありません。
どちらもマナー違反でもなんでもないので、お墓参りは行ける時にいつでも行っていいのです。
お墓参りは何日が良い?
ではお墓参りにいくと良い日はあるのか、ですが必ず行かなければいけない日というのはありませんが、ご供養に向いている日はあります。
命日にお墓参りするスピリチュアルな意味
命日は故人にとっても特別な日で、祥月命日には法要を行うことも多いですし、お墓参りする人が多いと思います。
祥月命日とは故人がお亡くなりになった同じ月日のことで、年に一回ですが、命日には他に月命日といわれる月に一度お亡くなりになった日と同じ日というものがあります。
祥月命日と違い、月命日は、お墓参りにはいかずご仏壇で手を合わせるくらいという方も多いですが、お時間があるときなどは月命日もお墓参りに行かれると故人様も喜ばれるかもしれません。
”これからのお願い”よりも、”代わりに無事生きてこれたことに感謝”すると良いですよ。
お盆はご先祖様が帰ってこられる日
お盆は8月の13日から16日まで、ご先祖様の御霊か家に帰ってくる日といわれているため、お盆にお墓参りをする方は多いです。
一般には13日の入り盆に迎え火を焚き、お墓までご先祖様をお迎えに行って、16日の送り盆に送り火を焚いてご先祖様をお送りしますが、14日や15日の中日にお墓参りをされても問題ありません。
お彼岸はあの世とこの世が近づく日
お彼岸は春分の日を中日とした7日間と、秋分の日を中日とした7日間のことです。
お彼岸は彼岸(あの世)と此岸(この世)がもっとも近づく日とされているためお墓参りをする日とされています。
特に秋分の日に関しては「国民の休日に関する法律」の中で先祖をうやまい、なくなった人をしのぶ日とされているくらいですので、お時間があるならぜひお墓参りされてください。
年末年始は年神様
年末年始は年神様がお越しになるといわれていますが、年神様は先祖の霊が田や山の神様となり正月に子孫の繁栄を願ってやってくるとされているため、年末年始に年神様をお迎えするのにお墓をきれいに掃除して気持ち良くお迎えできるようにとお墓参りをすることが多いです。
また年末年始は親戚が集まることが多いので皆で揃ってお墓参りにいきやすいという理由もあります。
ただし、年末年始はお寺や霊園が閉まっている可能性も考えられますので、事前に調べてから行かれた方が良いでしょう。
故人との記念日
その他にも故人との思い出の日や伝えたいことがあるときなど人生の節目にもぜひお墓参りをされて故人と語り合うのもいいですね。
上記の紹介した日よりも、それぞれその人自身の特別な日になりますので、大切にしたい日です。
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お墓参りの時間帯
お墓参りの時間帯も特にダメとされている時間はありません。
何時でもお時間の都合がついたときにお墓参りにいかれて問題ありません。
夕方はダメ?
よく昔から「お墓参りは午前のうちにいくもの」だとか、「夕方お墓参りをするのはよくない」といわれています。
これは日本人が昔からご先祖様を敬い大切にしてきたので、ご先祖様へのご挨拶でもあるお墓参りはなにより優先されるべきものなんですね。
ですので、他の用事を優先させることは失礼にあたると考えられてきたからという一説もあります。
しかし、気持ちの問題なだけであって、マナー違反にあたるわけではないので気にする必要はありません。
午前中だろうと午後だろうと、お時間があるときにお墓参りしてください。
また夕方のお墓参りがいけないとされているのも、夕方、逢魔が時(夕方の薄暗くなる時間帯)はあの世とこの世の垣根が低くなるといわれているから。
そこで霊がついてくる、霊にあちらに引っ張られやすいというスピリチュアル的な要素からきているものですので、こちらも気にされる必要はありません。
早朝は何時が良い?
お墓参りに行く時間に決まりはありませんが、おすすめの時間帯はありますのでご紹介します。
夕方以降の日が落ちて周りが暗くなってきた時間帯や、雨などで足元が悪いときは思わぬところで転んでしまったり足をとられたりして怪我をする危険性があります。
できれば日の高い明るいうちにお墓参りする方がおすすめです。
お盆などの夏場は気温が高くなり熱中症になるなどの危険性もありますので、朝のうちの気温があまり上がっていない間にお参りされる方がいいかもしれません。
夏なら5~7時にはもう明るいですし、冬ですと6~8時頃でしょうか。
夜のお墓参りも禁止されてはいませんが、暗いので危険ですし、お墓を間違えたりなどの可能性もあるためできれば夜は避けた方が良いでしょう。
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墓参りの行き過ぎはダメなのかまとめ
- お墓参りに行ってはいけない日はありません。
- 時間帯もだめな時間はありません。
- 何時でも大丈夫ですが、暗い、暑いなどのタイミングは避けたほうが良いですね。
- お墓参りに行き過ぎるのはダメということはありません。
- 毎日でもお墓参りされて問題ありません。
お墓参りに向かないとされている日時の根拠は、気持ちの問題や迷信に基づくものばかりです。
良い日に行けば好転反応する、悪い日に行けば良くないことが起こる、というわけでもありません。
マナーとして決められていることはありませんので、安心してお墓参りしたいと思ったその時に、ぜひお墓参りされてください。
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