コロナ禍で在宅ワークなどが増え、旅行などのお出かけもあまりできない昨今、犬などのペットを迎える方が増えていますね。
とても愛らしく毎日癒しをくれる犬ですが、飼ったものの後悔しているという声が少なからずあります。
それにはどんな理由があるのでしょうか?
また、飼って後悔してしまう犬種というのはあるのでしょうか?
動物とはいえどもペットを家に迎えるということは家族が増えるということでもあります。
飼ってしまってから手放したいと思ってもなかなか難しい場合もあり、やはり飼う時には慎重な判断が必要だといえるでしょう。
今回は、飼って後悔する犬種について、その理由などを解説していきたいと思います。
飼って後悔した犬種や飼わないほうがいい犬種3選
犬がいる生活に漠然とあこがれを持つ方は多いのではないかと思います。
散歩は飼い主の運動不足の解消にもなるし、かわいいしぐさや表情は毎日の疲れを癒してくれそうですよね。
でも、実際飼ってみると思っていたのと何だか違う…と後悔してしまう方もいるのが事実です。
では、具体的にどんな犬種が飼って後悔してしまうと言われているのでしょう?
順に解説していきたいと思います。
しつけが難しいボーダーコリー
イギリス原産の牧羊犬で、ドッグスポーツやアジリティなどの競技にも良く出演しているイメージのボーダーコリー。
機敏な動きと優雅な見た目から人気の犬種で、飼ってみたいと憧れている方も多いと思います。
また、とても賢く様々な言葉やコマンドを覚えるので躾もしやすそう、と思われがちかもしれません。
しかし実際はその逆で、賢いからこそ躾が難しい犬種だと言われています。
ボーダーコリーはとくに賢いため、主人として認めた人のいうことはしっかり聞きますが、認めていない人からの指示などには神経質になり、信頼関係が築けない場合は言うことを聞かない暴れん坊の犬になってしまうことも。
また、中型犬に分類されていますが、大きくなる個体は20㎏を超えることもあります。
運動量も多いので、理想の散歩時間は2時間ともいわれ、飼い主の体力と時間があることも要求される犬種です。
元気で飼いにくいジャックラッセルテリア
映画やCMなどでもよく見かける犬種で、小型犬の可愛さだけでなく、とても犬らしいパワフルで天真爛漫な雰囲気を持つ犬種です。
10キロ未満で小さいため、家の中でも飼いやすそうと考えている方も多いと思います。
しかし実はジャックラッセルテリアも飼いにくいと言われてしまう犬種なんです。
なぜなら、プードルやチワワ、ポメラニアンなどの愛玩犬とはそもそも性質が違うから。
ジャックラッセルテリアは小型犬の体に大型犬のエンジンを積んでいる、とも表されるほど元気な犬種で、散歩は1日2回は必須、テリア気質なので気が強く頑固なことも多いです。
じつは私も以前2匹のジャックラッセルテリアを飼っていたことがあります。
とても元気で遊び好き、散歩好きですので、たっぷり時間をとって犬と向き合える方におすすめです。
また、短い毛のスムースコートの子はダブルコートという二重の被毛を持っているので抜け毛がものすごいのも要注意ポイントと言えます。
特に換毛期は毎日掃除機をかけてもどんどん毛が抜けるのでアレルギーや喘息もちの方にはご法度です。
吠え声が大きいビーグル
スヌーピーのモデルにもなったビーグルは、がっしりとした骨格と大きな耳がチャームポイントですよね。
また、比較的病気もしにくく短毛で、丈夫で飼いやすい犬種というイメージがあります。
そんなビーグルは、もともと狩猟犬だったため人にはよくなれますが、吠え声がとても大きいという特徴があります。
猟で獲物をしとめた時に人に知らせるために大きな声を出せるようになったと言われていますが、かなり響く太めの声なので、住宅街や都会だと吠え声が近所迷惑になってしまう可能性もあります。
縄張りを護るためなどに吠え癖が付くこともあり、躾の時に苦戦される方も多いのだそう。
ビーグルは特に子犬のときとてもかわいいのでつい飼ってしまった、という方もいると思われますが、安易に飼育できる犬種ではないことを覚えておいてくださいね。
柴犬も人気だけど抜け毛が・・・
日本犬の代表格として人気の高い柴犬。
きりっとした顔としっかりした四肢がまさに「犬らしい犬」で、特に子犬の頃のころころとした可愛さは誰もがかわいい!と感じる魅力たっぷりの犬種ですよね。
日本犬の中では小型で買いやすいと思われている柴犬ですが、実は注意しないといけないのはその性格。
フレンドリーな子が多い洋犬と違い、和犬は少し難しい気質の犬種が多く、飼い主には従順ですがその他の人にはなつきにくかったりすることも多いです。
子犬の頃にしっかりと躾をしないと噛み癖がついてしまったり、飼い主のいうことを聞かなくなってしまったりするので、小さい頃からしっかりと家族の中で序列をつけて躾をしていくことが大切になります。
また、以前は外飼いが多かった柴犬ですが、最近では中で飼うことも増えています。
そんな時気を付けてほしいのが抜け毛の多さです。
柴犬はアンダーコートとオーバーコートという二重の被毛を持つ犬種ですので、夏前や冬前などに毛が抜けて生え変わります。
普段から抜け毛の多い犬種ですが、換毛期は特にものすごい量の毛が抜けますので、アレルギーなどのある方だとお家の中で飼うのは難しいと思います。
飼って後悔した犬種まとめ
ここまで「飼ったら後悔する犬種・飼いにくい犬種」について解説してきました。
しかし、これはごく一部の特徴が目立つ犬種のことで、これ以外の犬種なら飼いやすいのか、と言われると必ずしもそうだとはいえません。
また、これらの犬種が飼いにくいから絶対にやめておいた方がいいよ、というわけでもありません。
実際私もジャックラッセルテリアを飼っていましたが、大変だと思うことはあったものの、後悔はしたことがなかったですよ。
どんな犬種でもいいところ、飼いにくい・扱いにくいところがあると思います。
犬種という大きな縛りだけではなく、犬それぞれの個性もあると思いますしね。
飼いたい犬種がある人は、その犬がどんな性質を持っているのか、かかりやすい病気はどんなものがあるのか、月々にどのくらいお金がかかるのかなど、飼う前に色々と念入りに調べてみてください。
また、自分が犬の毛や皮脂などにアレルギーがないかも事前にしっかりチェックしてくださいね。
そして、子どもが一人増えるくらいの覚悟をもって新しい家族を迎えてあげてください。