ダイエットの基本として、摂取カロリーを抑えるやり方がありますよね。
主食を抜いたり、カロリーの低いものに置き換えたりなどありますが、そもそもの食事を減らす方法が早い効果が得られると言われます。
しかし、全ての食事を無くすとなると栄養素が足りず健康に悪い影響がでます。
そこで、お腹が空くまで食べないというダイエット方法がでてきました。
食べなくて大丈夫なときも習慣的に食べてる時間帯ってありますよね。
ここではそのお腹がすくまで食べないダイエットについて紹介します。
お腹が空くまで食べないダイエットは効果がある?
多くの方が取り入れているダイエット方法で、意見も様々あります。
- 空腹感がつらい
- お腹が空いていなくても何か食べる事が習慣になっていたので、おやつを食べられないのがつらい
とマイナスな口コミもありますが、逆に
- 運動しなくてもいいのでズボラでも続けられる
- 主食やおかずを減らさなくてもいいので、ストレスなく続けられる
- 次のご飯までが楽しみになった
とポジティブな意見が多く見受けられました。
出来れば運動はしてほしいですけどね。笑
やり方やメリット
やり方は至って簡単。
空腹になるまで、食べ物・カロリーのある飲み物を口にしない事です。
- 今まで習慣的に、食べ物を口にしていたものをやめる
- 食事の時間だからといって、無理に食事を開始しない
- 水分補給は水かお茶にする
これだけです。
1回の食事量は自由。
空腹になったら次の食事をとる事が出来るので、つらい空腹感をずっと続けるような断食とは違い、続けやすいダイエット方法です。
このダイエットのメリットとしては、必要以上のカロリー摂取を抑えることが出来るところです。
また、空腹時に体にはいい効果が現れます。
- アンチエイジング効果
- 脂肪が燃える
- 免疫力が上がる
- 腸内環境が整う
- アンチエイジング効果
空腹状態になると、成長ホルモンが分泌されます。
その際に分泌されるホルモンを「アディポネクチン」といいます。
アディポネクチンには糖代謝の補助、脂肪燃焼の促進、血流をスムーズにする働きがあります。
また、アンチエイジング効果を期待するには、空腹時から30分開けてから食事を取ることをオススメします。
脂肪が燃える
空腹時には体を動かすエネルギーの糖が不足しているため、体に蓄えられている脂肪を分解しエネルギーに変換します。
よって、空腹時には脂肪が燃えやすくなっています。
免疫力が上がる
外部から侵入した細菌を攻撃する白血球ですが、白血球の中に免疫細胞がいます。
空腹になると血液中の栄養素も少なくなり、免疫細胞も空腹になって、体内の悪い物質を食べるようになります。
よって、空腹時には免疫力が上がることになります。
腸内環境が整う
普段食事を多くとっている人、消化に良くないものばかり食べている人は胃腸の働きが悪いといわれています。
胃腸は体に必要な栄養を消化吸収し、体に不要なものを排泄する働きをしています。
食べすぎると胃腸はオーバーワークになってしまい、栄養の吸収や老廃物の排出をする働きが鈍くなります。
胃腸で消化しきれなかった食べ物が腸内で溜まると、悪玉菌が発生します。
悪玉菌は便秘・肥満・肌荒れなどの不調を起こす他、高血圧・糖尿病・アレルギーといった病気にまでなりかねません。
空腹になる事で、腸内の働きを休ませ正常な消化器官にする効果があります。
デメリットや注意点
ダイエットは適度にやらないとデメリットが出てきます。
上記で空腹時に置けるメリットを紹介しましたが、より多くの効果を得ようとして、空腹感を長く取りすぎると真逆の効果になってしまいます。
- 太りやすくなる
- 基礎代謝が悪くなる
- 便秘になる
なぜ逆効果になっていくのでしょうか。
太りやすくなる
エネルギーが足りていない状態が続くと、体はエネルギーとなる脂肪を蓄えようとします。
空腹時を我慢し過ぎた後の食事では、今まで以上にエネルギーを吸収し体は次の空腹時にそなえようとします。
基礎代謝が悪くなる
空腹時になれば体は脂肪をエネルギーへと変換すると紹介しましたが、実は筋肉も分解してエネルギーへと変換しています。
筋肉がないと、基礎代謝が低下し痩せにくい体になってしまいます。
便秘になりやすい
食べたり、食べなかったりと食事のリズムがバラバラになりすぎてしまうと、体内時計が狂い、排便リズムが整わずに便秘になってしまう事があります。
ダイエットは無理をしすぎて、真逆の効果を得てしまうので、お腹が空くまで食べないダイエットも、空腹から30分を目安に食事を取るようにしましょう。
空腹ダイエットよりもオススメの方法
空腹にもたらす効果はとても魅力的ですよね。
しかし、やりすぎはよくありません。
そこで、1日の食事を5回に分ける方法をお伝えします。
1日の食事を5回に分け、量も少量にします。
量の目安としては、次の食事までに消化しきれる程度の量です。
食事を少量にする事で、胃腸に負荷を与えすぎず、1日に数回空腹感を得ることができるんですね。
次の食事までの時間も短くなるので、「食べたいという我慢」の時間も短くてすみます。
お腹が空くまで食べないダイエットまとめ
お腹が空くまで食べないダイエットは得られる効果が多いですが、やりすぎると逆の効果も。
まずは、「食べたいわけじゃないけど習慣で食べてる時間」を炙りだして、本当に必要かどうか見直すといいですよ。
そして「お腹いっぱい」に食べてしまっていないか確認。
もしあれば7割に減らし、2割はやめて、1割は他の時間帯にズラします。
こうすると空腹で苦痛になっている時間を減らし、トータルの摂取カロリーを減らすことが出来ますよ。
ダイエットは適度に行い、無理なく続けられるものを取り入れてくださいね。