伊勢神宮に夫婦で行ってはいけない?やってはいけないことも紹介します

よくあるジンクスの話ですが「伊勢神宮にカップルで行くと別れる」という噂を聞きます。

人気の観光スポットなので、大事な人と一緒に行ってみたいなと思っても、こういう噂があると気になってしまいますよね。

伊勢神宮は、御祭神が天照大御神です。

天照大御神(以下略:アマテラス)は、八百万の神々の中でも最高位の神様です。

天皇の始祖とも言われ、日本でも最も重要な神様とされています。

全国で祀られていますが、伊勢神宮はその総本社にあたり、日本の「三種の神器」の一つとされ、神の依代とされる「八咫鏡」が御神体としてお祀りされています。

伊勢神宮には、平成24年から毎年800万人を超える人が訪れています。

ではなぜそのような話が出たのでしょうか?

伊勢神宮について掘り下げながら、その理由を考えていこうと思います。

 

スポンサーリンク

夫婦やカップルで伊勢神宮へ行ってはいけないのか

「カップルで行くと別れる」というジンクスもある伊勢神宮。

この「〇〇に行ったら別れる」場所には、デートスポットとして選ばれる場所によくある話ですが、人が多く訪れるのですから、相対的に別れる人や離婚する人も多くなるでしょう。

それに別れることにフォーカスしすぎて、夫婦円満になっているカップルに関してはスルーしてるのではと思います。

では、その他に、このジンクスが噂される理由があるのか?を考察していきます。

スポンサーリンク

 

なぜそのような噂が出た?

①アマテラスが女性の神様なのでカップルに嫉妬する

アマテラスは女性の神様ですが、太陽神の性格と巫女の性格を併せ持った神様です。

伊勢神宮のアマテラスがお祀りされている正宮では、世の平安を祈る場所とされ、私的なお願いはできない場所とされています。

そんな国の平穏という大きな祈りを見守る偉大な神様が、カップルに嫉妬するような狭い心の持ち主というのは疑問で、ちょっと違うかなという気がします。

 

②伊勢神宮の近くに遊郭が存在していた

その昔は、内宮と外宮の間に遊郭が存在していました。

伊勢神宮は、今でこそ交通インフラが整って行きやすい場所になったとはいえ、昔は大変行きにくい場所でした。

そんな場所での遊郭では、遠方からせっかく来た客が、家族連れや女連れでは遊郭経営側には都合が悪いわけです。

お客である男側も「伊勢参りに行く」と言って、実は遊郭に行くのが目的だったりもしたわけです。

そんなわけで、男が一人で伊勢参りに行くために、「伊勢神宮は女神様に嫉妬されてしまうから、女は連れていけないんだ」という言い訳を使っていたんじゃないかと思われます。

スポンサーリンク

 

③天皇が斎王にお祀りを委ねていた

斎王とは、天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた、未婚の皇族女性のことです。

斎王に選ばれると、天皇が代わるなど特別なことがない限り在籍し続けます。

神に仕える身の上から、神に祈る毎日を過ごし、恋愛も許されなかったため、悲恋のエピソードも残っています。

そのエピソードが、悲恋のイメージを沸かせるのかもしれません。

 

④気軽なデートスポットではない

交通インフラが整備された現在とはいえ、「ちょっとそこまで」といった気軽さで行ける場所かと言われれば、そうでもないかなと思います。

よくあることですが、長時間の移動や、慣れない場所でのデートは、お互いの違った一面を見ることがあります。

渋滞にハマったり、広い場所で迷ったり、そんな時、相手の反応に違和感を感じるなんてことは、よくあることです。

それが、お互いの今後を考えるキッカケになるのかもしれませんね。

 

伊勢神宮でやってはいけないことは?

①「片参り」と言われる、外宮だけや、内宮だけを参拝する行為

正式には、外宮から参拝し、その後の内宮に参拝するとされています。

それぞれの宮での参拝の仕方は、まず御祭神の祀られている正宮に行くのが手順です。

「片参り」は、「ここまで来たのなら、こちらにもお参りしてほしい」という意味で、他の場所でも使われることがあります。

スポンサーリンク

 

②参道の中央を歩かず、鳥居の前では1礼をしてから進む

参道の中央は、神様のための道とされていますので、常に空けるべきとされています。

鳥居は、神様の領域に入る門なので、一礼してから先に進みましょう。

 

③個人的なお願い事を控える

前述しましたが、伊勢神宮には「私幣禁断の制」という原則が存在します。

大昔の伊勢神宮は、一般に公開される場所ではなく、天皇が国家鎮護のために造った神社として、天皇以外のお供え物や願い事を禁じていたのです。

個人的なお願いは、別宮でおこなえますが、正宮では日頃の感謝をお伝えするようにしましょう。

 

④礼をつくす

拝礼の前には手水で清め、参拝の際は、「二拝二拍手一拝」を行いましょう。

ここでは、詳しいお作法の紹介は控えますが、お作法を守ることは敬意をしめす行為ですので、慣れていなくても丁寧におこなうことを心がけましょう。

また、服装も過度な肌の露出を控えるようにしましょう。

スポンサーリンク

 

夫婦で伊勢神宮に行ってはいけないのかまとめ

こういう「別れるスポット」というのは、それなりに歴史的なイメージであったり、非日常を味わう場所にあります。

非日常の場所では、お互いの素の部分が見えやすいので、そういうトラブルもあるかなと思います。

でも、そういう場所で逆にお互いの良いところを再発見する方もいるはずです。

伊勢神宮は、荘厳な神社で「一生に一度は伊勢参り」と言われるほどの神社です。

毎年、多くの家族やカップルも訪れる場所です。

非日常を楽しめる方と一緒に行けると良い旅になると思います。

スポンサーリンク