1度だけ使った天ぷらなどの揚げ物の油を捨てるのは勿体ない気がして、中々捨てにくいですよね。
まだ使える気がして揚げ物の油をすぐには捨てずそのまま再利用してしまいますが、正しい油の保存方法が気になります。
私も揚げ物の油は翌日まで鍋に入れたままにしていた時期もありましたが、鍋にそのままは良くないんですね。
今回は、揚げ物の油は翌日も再利用できるのかや揚げ物の油の保存方法、揚げ物の油にオススメのアイテムなどを紹介するので参考にしてください。
揚げ物の油は翌日も再利用できる?いつまで?
翌日でも、油を再利用して揚げ物に使えます。
しかし、保存する方法を守らないと油が古くなってしまい健康を害してしまいますよ。
古くなった油は、摂取することを積み重ねると悪玉コレステロールが増えドロドロした血になり様々な病気の引き金となります。
悪玉コレステロールが固まる血管の場所で病名は変わりますが、動脈硬化・脳梗塞・肺閉塞と聞いたことのある大きな病気へと繋がりますよ。
他にも、認知症・肥満・心疾患など不健康へのリスクが多いと報告されているようです。
再利用する場合は、2~4回揚げ物をしたら捨てるようにしてくださいね。
揚げ物の油は鍋に入れたままで大丈夫か
油の酸化が進む原因は、「熱・空気・光」です。
なので、揚げ物の油を鍋に入れたままでは酸化が進んでいると予想されるため鍋に入れたままではいけません。
さらに、1度使った油や何度か使っている油でも傷んでいるサインが出ていたら使うのは中断して捨ててください。
色が濃くなっている
油は、本来透き通った黄色ですが古い油は濁った茶色になります。
ちなみに、魚・鶏肉・カキの食材を使った揚げ物は油を茶色にしますよ。
変な臭いがしている
油特有の嫌な臭いがしている時は、古くなったサインです。
揚げた食材の成分を含んだまま油が酸化して、嫌な臭いを発しています。
煙がでている
火を入れて、180度まで温度が上がった油から煙がでている時は古くなったお知らせです。
基本的に、新鮮な油だと高温でも煙はでません。
泡がいつまでも消えない
揚げ物をした時に、いつまでも泡が消えずに油の表面が泡でいっぱいになります。
泡が消えない原因は、油が古くなりドロドロになるからです。
ドロっとしている感覚がわからない場合は、泡を目安にしてもいいと思いますよ。
保存方法は?長持ちさせるコツやアイテムなど
油が酸化しない状態にしてから、保存するようにしてください。
保存するまでに、下準備をきっちり行うと油が酸化しにくくなります。
揚げ物の油の保存方法
①揚げカスは取り除く
揚げ物が終わった後、出来るだけ早く揚げカスを取り除いてください。
揚げカスを綺麗に掃除できると、油の酸化が進みにくいです。
②油をこして綺麗にする
温かい状態になった油を、油専用の容器に移し替えてこしてください。
油専用の容器には、細かい金属の網があるので手軽にこすことができます。
しかし、細かい汚れは取り切れない場合もあるので、キッチンペーパーなどを使ってこして油を綺麗にしてください。
ちなみに油は冷めるとろ過するのに時間がかかるので、温かい間にこすとあまり時間がかかりません。
③冷暗所で油を保存
酸化する油の原因となる「熱・空気・光」が極力ない冷暗所で保存するといいです。
こした後、油をしっかり冷ましてから蓋を閉めて保存してくださいね。
温かいうちに蓋をすると、水蒸気が容器につき水分が油に入ってしまうので注意してください。
いくら酸化が進みにくい冷暗所で保存しているといっても、早めに使い切ることをオススメします。
揚げ物の油にオススメのアイテム
①オイルポット
油専用の保存容器なので、流し入れるだけで油をこすことができますよ。
種類が豊富で、油をこすために必要な網の他に活性炭入りのカートリッジが使われている特徴をもった商品もあります。
オイルポットには、網タイプとカートリッジタイプがあるので生活スタイルに合わせて選んでください。
②ビン
もし、お家にビンがある場合はオイルポットの代用に使うことができます。
ビンで代用する場合には、冷蔵庫へ入れる際ビンの周りをアルミホイルに包んでから保存してください。
③油こし紙
百均にも置いてあり、小さな汚れも取れるので導入してもいいかもしれません。
油こし紙は、他にも出汁ガラをこすのにも使えますよ。
形も様々あるので、吟味してみてください。
油こしがない場合は、コーヒーフィルターやキッチンペーパーなどで代用できますよ。
おススメしない方法やアイテム
保存する時に、オススメしない方法も紹介しますね。
先ほど紹介したように、鍋で油を保存すると酸化が進んでしまいますよ。
つまり、鍋のままアルミホイルをかぶせるだけの保存も、酸化した油が鍋にこびりつくのであんまり良くないんですね。
ほかにもお家にある牛乳パックで油を保存できると便利なのですが、オススメできません。
何故なら、牛乳パックから油が滲んでしまうので保存容器には向いていないのです。
さらに、しっかりと蓋もできないので油の酸化が進みます。
揚げ油を鍋に入れたままの保存まとめ
揚げ物の油は、翌日でも再利用できますが2回~4回使ったら捨てることがオススメです。
保存方法を間違えると、酸化が進んだ健康を害する油になるので気をつけてください。
油は、熱・空気・光が原因で酸化してしまいます。
酸化が進んでいる油の見極めは、色が濃くなっている・変な臭いがしている・煙がでている・泡がいつまでも消えないがサインです。
油が酸化しないように、するには保存方法を守ることが大切ですよ。
- 揚げカスは、しっかり取り除く
- 油をこして綺麗にする
- 冷暗所で保存
上記3つを気にして、揚げ物の油を保存してください。
揚げ物の油を保存するアイテムは、オイルポットやビン、油こし紙を使用するといいですよ。
鍋に油を入れたまま保存したり、牛乳パックに保存することは油が酸化するのでオススメしません。
酸化した油のサインに気をつけて、揚げ物の油を上手に使って再利用してくださいね。