抹茶は日本人に馴染みのある飲み物ですが、実際に飲む人は少ないですかね?
新茶の時期になると、いろいろな場所で抹茶のお菓子やスイーツなどたくさん販売されていますし、飲む人は少ないけど抹茶味を楽しむ人は多いですよね。
そんな馴染みのある抹茶ですが、飲みすぎたときのデメリットもあるんです。
ほかにも抹茶の飲みすぎや抹茶味のスイーツの食べすぎたときの、胃の気持ち悪いのは体に悪いんでしょうか。
あの気持ち悪さは飲み方を少し工夫すれば、抑えられるかもしれません。
飲みすぎたときのデメリットや1日の摂取目安、抹茶の効果的な飲み方などをご紹介します。
抹茶の飲みすぎのデメリット
お茶の中でも、抹茶は茶葉ごと飲むことができるので飲みすぎることにより体に悪影響を及ぼす可能性があります。
飲みすぎたときのデメリット
デメリットとしては、カフェイン中毒やカフェイン依存症、胃腸障害、貧血、尿路結石や腎不全、妊婦さんへの影響などがあります。
抹茶には、コーヒーと同じくらいのカフェインが含まれているのです。
カフェインを飲みすぎると中毒症状を引き起こしたり依存性があり、胃腸に刺激を与えることもあるので腹痛や下痢に繋がる可能性があります。
また、渋み成分であるタンニンを過剰摂取することで、鉄と結合してしまい体が鉄分を吸収することができず、貧血を引き起こしてしまいます。
そして、シュウ酸も含まれているので、カルシウムと結合することにより尿路結石や腎不全へと繋がってしまいます。
特に気を付けてもらいたいのは妊婦さんへの影響です。
カフェインを過剰摂取することで、貧血や流産、胎児の発育不良のリスクが高くなるからです。
胃が気持ち悪いのはなぜ?
カフェインの過剰摂取により、胃壁を荒らし胃酸が増えてしまうので気持ち悪くなることがあります。
また、カフェインには「アルカロイド」という麻薬成分が含まれており、強いカフェインでは副交感神経を刺激するので、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。
胃に悪い?
抹茶にはカフェインが多く含まれているので、空腹時に飲むには注意が必要です。
空腹でカフェインを多く摂取すると、胃壁を荒らしてしまいます。
そのため、空腹時に飲むと胃に悪いんですね。
抹茶の成分やメリット
抹茶には、カテキン(ポリフェノール)、カフェイン、タンニン、ビタミン、ミネラル、テアニン(アミノ酸)、鉄、亜鉛、サポニン、セルロースなどの成分が含まれています。
もちろん適量摂取ならめちゃくちゃ良いですね。
カテキンには抗酸化作用などがあります。
他にもカフェインや、リラックス効果のあるテアニンなどがあります。
1日何杯?摂取量目安
厚生労働省のHPでは、成人のカフェインの摂取量目安は300〜400mg/日まで、妊婦さんに対しては200mg/日までとしています。
また、文部科学省「日本食品標準成分表」によると、抹茶には粉末100gに対し3.2gのカフェインが含まれていると記載されています。
お湯60mlに抹茶2gを入れて飲むとしたら、64mgのカフェインが含まれていることになりますね。
そうすると、成人の場合1日に湯呑5〜6杯まで、妊婦さんの場合は3杯程度までとなります。
ただ、食事中のお茶やコーヒーにも含まれているので、1日の飲み物でバランスを取らないといけません。
抹茶の飲み方やタイミング
抹茶の飲み方は、空腹を避けて少量をこまめに飲むことをおすすめします。
カテキンなどの有効成分は、2〜3時間ほどで血中からなくなってしまうので、一度にたくさん飲むより、1日に数回に分けて飲む方法がより効果的です。
また、カフェインはスッキリしますし、テアニンはリラックス効果があるので、朝飲むと1日の始まりがスッキリと過ごせますね。
午後に飲むのもいいのですが、飲みすぎるとカフェインの取りすぎで夜眠れなくなることもあるので過剰摂取には気を付けて下さい。
抹茶のデメリットまとめ
体に悪いといわれているのは、抹茶に含まれている成分が関係しているんですね。
適量を飲めば体に良いことがたくさんありますが、飲みすぎると体に悪影響を及ぼします。
そのため、抹茶を健康的に飲むためには1日湯呑(60ml)を5〜6杯まで、2〜3時間あけて飲むと良いでしょう。
抹茶を午後に飲み過ぎると、夜眠れなくなってしまう可能性があるので気を付けましょう。
妊婦さんの場合はカフェインの摂取量は1日200mgまでとされているので、湯呑3杯までなら安心して飲めますね。
また、空腹時に飲むと胃が荒れてしまい、胃に負担をかけてしまうためおすすめしませんが、薄めて飲んだり、抹茶そのままではなくお菓子やスイーツで頂いてもいいですね。