「いつも通り炊いたのに、ご飯がまずい」と、ガッカリした人もいると思います。
まずい原因は保存方法や処理がよくないかもしれませんね。
実は、お酒やみりんなどで気になる臭みをとるだけでなく、まずいご飯が美味しくなる方法があります。
毎日食べるご飯が、美味しくつやつやに炊けると嬉しいですよね。
今回は、お米がまずい原因や安いお米を美味しく炊く方法、まずいご飯のレシピなどを紹介しますので参考にしてみてください。
まずい、安いお米を美味しく炊く方法
お手軽な値段でお米は買えるのですが、その中でも安いから購入してみたら味が美味しくないと後悔したことが1度はあるのではないかと思います。
しかし、安いお米でも美味しく炊く方法があるので試してみてください。
みりんを使ったご飯の炊き方
お米1合に対して、みりん大さじ半分を入れて炊くとふんわり甘味が感じられお米の気になる臭みがなくなります。
紹介したお米の研ぎ方をした後、みりんを入れて適量の水で炊飯したら完了。
糖質が多いのため、ベチャっとなりやすいので水は少し控えめにするといいと思います。
お酒を使ったご飯の美味しい炊き方
もし、みりんが口に合わなかった場合には料理酒(日本酒でも可)を使ってください。
炊く方法は、お米1合に対してお酒大さじ1入れて炊きます。
みりんの時より、さっぱりして旨みが増してお米の気になる臭いがなくなりますよ。
氷を入れる
氷を入れるだけで、簡単に美味しいご飯を炊くことができます。
何故氷を使うだけで美味しくできるのかというと、水が氷で冷やされてじっくり熱を加えることができ甘味がでるから。
お米のデンプンは、80度の熱が加わると糖質に変化します。
氷を入れることによって、80度の時間が長くなることから甘味が多く美味しいご飯が炊き上がるのです。
炊く直前に、氷を1~2個入れて炊飯するだけで簡単。
注意点としては、氷を使用するので水を少なめに入れることです。
時間がある日は、お米と水の入った炊飯釜ごと冷蔵庫で冷やすことがオススメ。
吸水と冷やすことが同時にできて、美味しいご飯が炊くことができるので試してみてください。
つやつやに炊く方法
調味料を使わずに、お米をつやつやに炊く方法もあります。
お米を洗った後、浸水して芯まで水分がいきわたった状態で炊くとつやつやのご飯が食べられるようになりますよ。
気温が高い春・夏は、30分~1時間 |
気温が低い秋・冬は、1時間~2時間 |
こちらを目安にして、浸水するとつやつやなご飯が炊き上がります。
温度が低い時期は、お米の中まで水がいきわたりにくくなるので長めに浸水することがいいです。
温度の高い夏場は、浸水するのは冷蔵庫ですると食中毒になりにくくなると思います。
ちなみに、最新の炊飯器には浸水時間が含まれている商品もあるので確認してみてくださいね。
お米がまずい原因
実は、お米の保存方法が間違っていて酸化が進み味が落ちているのかもしれません。
お米の正しい保存方法は、風通しが良い日の当たらない15℃以下になっている場所が適切です。
ぜひ、味の酸化が進まないように冷蔵庫の野菜室でお米をペットボトルか密閉容器に入れて保存してくださいね。
20℃以上になる気温の場所で、対策せずにお米を保存していると虫がわいてしまうので注意が必要です。
ちなみに、お米が美味しく食べられる賞味期限は
春・冬:1ヶ月 | 夏:2週間 |
になります。
しかし、夏場に2週間ずつ重たいお米を買いに行くのは大変ですよね。
目安内で食べられると理想的ですが、最低でも1ヶ月くらいでお米を消費して次の新しいお米を買うというサイクルだと酸化しにくくなると思います。
お米の研ぎ方
お米を冷蔵庫の野菜室で保存しているのに、美味しく炊けないと感じている人はお米の研ぎ方を変えてみてください。
①お米を洗う
計量したお米をボウルに入れて、お米の表面についてる埃やゴミ、ヌカの臭いを水で洗って取ります。
この時、汚れや臭いが移った水をお米が吸収しないように最初にいれた水はすぐに捨てるようにしてください。
そして、もう1度水を入れてお米を優しく洗うのですが濁りが気になる人はもう1度洗ってくださいね。
②お米を研ぐ
水を切った後、優しくお米が割れないように20回ほど研ぎます。
お米同士を摩擦させるように、指で優しく混ぜていくイメージです。
この時、強くお米を研ぐとお米が割れて炊き上がりがビチャっとなるので気をつけてください。
③お米をすすぐ
お米を研いだ後、水をいれて優しくかき混ぜてお米を2回ほどすすいでいきます。
もし、すすぎ足りないと思ったらもう1度すすぐ作業を行ってください。
ちなみに、研ぎ汁には栄養素も含まれているのですすぎ過ぎるのはあまり好ましくないです。
④お米を炊いていく
すすぎ終わったお米をうち釜に入れて、炊飯器のメモリに従い水を加えて炊飯スタート。
炊き上がったら、切るように混ぜて余分な水分を飛ばして蒸らして完成です。
安くてまずいご飯を美味しく食べるレシピ
マズいご飯を全部捨てるには、勿体ないですよね。
そんな時に、実践するとご飯が食べられるレシピを紹介するので参考にしてみてください。
まずい米はチャーハンで紛らわす
白ご飯の味をアレンジするには、王道のチャーハン。
<材料>2人分
- お米 1合
- 卵 2個
- ベーコン 4cm
- 玉ねぎ 1/4個
- バター 10g
- 鶏がらスープの素 小さじ2
- 塩コショウ 少々
- ごま油 小さじ1
熱したフライパンに、バターをひき切ったベーコンとみじん切りの玉ねぎを炒めます。
玉ねぎに火が通ったら、ご飯と卵を混ぜたご飯を投入してパラパラに炒めると完成。
カップヌードルの炊き込みご飯
マズいご飯を炊き込みご飯にして美味しく食べてください。
<材料>2人分
- お米 2合
- カップヌードルシーフード 1個
まず、カップヌードルシーフードの中身を全て袋に入れて麺棒で砕きます。
研ぎ終わったお米に、水分を少し多めに入れて砕いたカップヌードルシーフードを平らにして炊飯開始。
カップヌードルシーフードに、しっかり味がついているのでお好みで味付けしてみてください。
まずい安い米を美味しく炊く方法まとめ
炊き上がったご飯がマズいのは、お米の保存場所が適温15℃以下ではないからかもしれません。
お米は、ペットボトルや密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると酸化が進みにくくなります。
お米を洗う際に、割らないように優しく研ぐこととすすぎ過ぎて栄養素を逃がさないようにしてください。
酸化が進んで嫌な臭いがして美味しくないお米は、ひと手間加えて消費することをオススメします。
- みりん
- お酒
- 氷
- 浸水
など、実践してお米を消費してみてください。
もし、炊いた後であれば調理して食べることをオススメします。
- カップヌードルシーフード炊き込みご飯
- チャーハン
かくいう筆者も、安いお米を買ったことがありますが、自分には合わず美味しくないご飯でストレスが溜まりました。
ぜひ、この方法を試して安いお米や古米でも美味しく食べてみてくださいね。