ニンニクを買ったり貰ったり、たくさん収穫したりする場合は一度に使いきれないので、保存する必要がありますね。
そのまま段ボールや新聞紙などで保管しておくのもいいですけど、よく農家さんとかでも外で吊るして保存する方法も聞きます。
そこで今回はニンニクを吊るして保存する方法や他の保存の仕方について紹介したいと思います。
にんにくをつるして保存する方法
収穫後のにんにくをつるしてあるのを見かけたことがあります。
にんにくがしっかり乾燥されているものであれば、つるして保存することができます。
ネットに入れる
ネットに入れる場合はそのまま入れてつるせばいいです。
一番簡単な方法ですね。
- ストッキングを使う
- ストキングに1つ入れたらひと結びする
- 次のにんにくを入れてまたひと結びの繰り返し
※数珠つなぎのイメージです
ひもで縛る
- ひもを二つ折りにする
- にんにくの茎を交差させ、茎の裏にひもを通す
- にんにくの茎を重ねてひもの端を反対側の輪っかに通してしっかり引っ張る
- 重ねたニンニクの間に下からひもを通してひもを上に引き上げる
収穫されたばかりのにんにくは水分が多いため、何もしないで保存するとカビが生えたり腐る原因になります。
にんにくを干して水分をとばし、しっかり乾燥させると、長期保存できます。
風通しがよく涼しい場所に置いておくのがポイントです。
また、にんにくの収穫時期は5~6月で梅雨の時期も重なります。
雨に濡れるとせっかく干していても湿気を含んでしまって台無しになってしまうので気をつけましょう。
その他常温での保存方法
にんにくは、常温で保存する場合、つるしておくのが一番長持ちしやすいですが、つるしておくのはちょっと恥ずかしい…というときもありますよね。
そういう時は皮付きのままかごやネットなどに入れて、日の当たらない風通しの良い場所で保存しておくといいでしょう。
また、皮付きのまま一粒にばらして段ボールなどの空き箱に入れておいても保存できます。
バラバラにしておくとお料理するときも必要なだけ使えるのでとても便利ですね。
常温保存な場合は皮付きのままというのがポイントです!
ですが、気温の高い夏などの季節は、常温保存するよりも、冷蔵保存をオススメします。
剥いた生ニンニクの保存方法
常温保存するときは、皮付きのまま保存するのですが、剥いてしまったにんにくは冷蔵、冷凍保存をするのをオススメします。
冷蔵保存の場合
- 新鮮な状態のうちに薄皮を全部剥く
- 1片ずつキッチンペーパーに包んでジップロックなどの保存用袋に入れて冷蔵庫のチルド室に入れておく
温度の低いチルド室に入れておくと、芽が出にくくなります。
にんにくの芽が出てくると風味が落ちてしまうので、できれば冷蔵保存がオススメです。
この場合、2~3カ月ほど日持ちするので、すぐに使い切らないと思うときは冷蔵保存しておくといいですね。
冷凍保存の場合
たくさんにんにくがありすぎてどうしようという場合は冷凍保存がオススメです。
- にんにくの薄皮を剥いてさっと洗う
- 根の部分をカットする
- キッチンペーパーで拭いて、1時間程度置いておく
- ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫に入れる
また、カットして冷凍保存してくと、必要な分だけ使えますのでとても便利です。
みじん切りや輪切りにしておくことで、料理の用途に合わせてそのまま使えます。
ただし、そのままの状態で冷凍するよりも日持ちがしませんので、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
(瓶や新聞紙など)
瓶に入れて長期保存
にんにくをオイルや調味料で味付けして瓶に入れて保存することで、長期保存ができます。
にんにく醤油
材料:
- にんにく
- 醤油
容器に薄皮を剥いたにんにくを入れ、にんにくが完全に隠れるまで醤油を入れます。
あとは、密封して野菜室で2~3週間程度漬け込みます。
にんにくオイル
材料:
- にんにく
- オリーブオイル
鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火でキツネ色になるまでじっくり煮込みます。
冷ましてから密封容器に入れます。
パスタなど味にアクセントをつけたいときにオススメです。
にんにくをより味わいたいときは、刻んでオイルに漬けると風味も一層増します。
新聞紙でくるむ
皮のついたままのにんにくを冷蔵保存するときは、新聞紙でくるんでビニール袋に入れます。
このとき、ビニール袋は軽く縛るくらいで保存しましょう。
新聞紙でくるむことによって水分を取ってくれるので長持ちします。
にんにくをつるすときの保存方法まとめ
吊るして保存すると長持ちしやすいので、ネットやヒモを使って吊るして保存するのが良いですね。
また皮がそのままの場合と剥いたときとでは少し保存が変わってくるので、状態によって変えましょう。
にんにくは料理の風味づけにとても便利で栄養も豊富、スタミナをつけたいときなど活躍してくれます。
正しい保存方法をすれば長持ちもしますし、漬けにしておくことで、さまざまな料理に活用もできます。
ひと手間かけておいしいニンニク料理を作れること間違いなしです。
ぜひ試してみてください。