ほうじ茶は飲みすぎると体に悪い?デメリットやためしてガッテンの話も紹介

緑茶や麦茶と並んで比較的親しみやすいお茶として飲まれているほうじ茶。

独特の香ばしさがあり、素朴な味わいがとてもおいしいですよね。

ためしてガッテンでも紹介されて人気になりました。

 

しかし体に良いイメージのあるほうじ茶ですが、体に悪いといううわさもあるのをご存知ですか?

今回はそんなほうじ茶のメリットやデメリット、美味しい淹れ方などについてご紹介していきたいと思います。

 

 

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ほうじ茶の飲みすぎは良くない?デメリットは?

一般的に体に優しいイメージのあるほうじ茶ですが、飲みすぎると良くないとも言われていますよね。

実際のところ、ほうじ茶にはどのようなデメリットがあるのか調べてみました。

 

便秘になる

緑茶などと比べると少量ですが、ほうじ茶にもカフェインが含まれています。

カフェインは少量であればスッキリする効果もありますが、摂りすぎると不眠や不整脈などのデメリットも。

また、利尿作用もあるので、便まで水分が行きにくくなると、便が固くなり便秘になりやすくなります。

 

妊婦さんや小さいお子さんにも少なからず良くない影響を及ぼす可能性がありますので、飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。

 

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カテキン含有量が少なめ

緑茶などに多く含まれているカテキンは抗酸化作用や抗ウイルス作用など様々な体に嬉しい効果を見込めます。

お茶には多く含まれているイメージのある栄養素ですが、緑茶などに比べるとほうじ茶にはこの成分の含有量が少ないのです。

風邪予防などにも良いため、積極的にカテキンをとりたい方にはほうじ茶よりも緑茶などの方がおススメだといえるでしょう。

 

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カテキンを多く摂りすぎる

先ほど緑茶よりも含有量が少ないとお伝えしましたが、それでもたくさん飲むとその分摂取することになりますね。

カテキンをたくさん摂取すると、酸化しやすい性質を持つタンニンという成分に変化します。

そのタンニン酸が胃の不調を引き起こすともいわれています。

 

発がん性は?

発がん性の成分が生成されますが、そこまで気にしなくても良いレベルです。

ほうじ茶は茶葉を焙煎して製造されています。

その時生じるのが発がん性もあると言われている「アクリルアミド」という成分です。

この成分は食物を120℃以上で調理した時に発生すると言われており、有名なのはポテトチップスやフライドポテトなど油で揚げて焦げが発生しているものに多く含まれているのだそうです。

しかし、ほうじ茶を1日に何杯か飲む程度では発がん性にはほとんど影響がないということですので、そこまで過敏になる必要はないかもしれません。

 

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ほうじ茶のメリット

ここまでいくつかほうじ茶のデメリットを紹介してきましたが、もちろんメリットもあります。

どんなものがあるのかご紹介していきたいと思います。

 

消臭効果

ほうじ茶にはクロロフィルという強い消臭効果のある成分が含まれています。

この成分には血流をよくし、血液をサラサラにしてくれる効果もあるので、腸からくる体臭や口臭などを予防してくれる効果があるのだそうです。

 

脂肪が付きにくくなる

ほうじ茶に含まれているカテキンには脂肪分解効果があると言われています。

そのため体重が気になる方やダイエットをしたい方にはおすすめのお茶だといえるでしょう。

こちらの成分も殺菌作用があり、口内細菌を抑制する効果があるため、お手軽な口臭予防にも一役買ってくれますよ。

 

冷たいほうじ茶ならではのメリット

水出しの冷たいほうじ茶の場合、温かいほうじ茶で出るカテキンが抽出されにくく、反対にうまみ成分であるテアニンが増えます。

テアニンはリラックス効果、疲労回復を助けてくれるといわれていますよ。

 

病院でほうじ茶が多いのはなぜ?

強火で焙じるほうじ茶ですが、その工程で苦み成分であるタンニンやカテキンが分解されて、渋みや苦みが少なくなります。

渋み苦みが無くなることで飲みやすくなりますし、カフェインも少ないため胃への負担もかかりにくいため、子供からご老人まで飲みやすいんですね。

他にも安価、酸化しにくく保存しやすいとも言われています。

 

 

ためしてガッテンで紹介された話

また、NHKのテレビ番組、ためしてガッテンでもほうじ茶の嬉しい効果について紹介されたことがあるようです。

どんな内容だったのか調べてみました。

 

ほうじ茶はリラックス効果絶大

お茶を飲んだ時にリラックスできるのは、含有されている「テアニン」という成分が深く関わっています。

緑茶には特に豊富に含まれているテアニンですが、ほうじ茶に含まれるテアニンは緑茶の100分の1ほどしかありません

 

しかし、実験で緑茶とほうじ茶を飲み比べ、リラックス効果を調べてみると、なんとほうじ茶には緑茶と同程度のリラックス効果があるという結果になったのです。

テアニンの含有は少ないのになぜ?と不思議に思いますよね。

 

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その秘密は茶葉を焙じたときの香りにあるようで、ほうじ茶の香りをかぐだけで飲んだ時と同じくらいのリラックス効果が見込めるのだとか。

茶葉を焙じるときには若草の香りやかんきつの香り、ナッツの香りなど様々な種類の香りが出てくるのだそうです。

その香りがほうじ茶を淹れることで広がるため、実際にお茶を飲まなくてもリラックスすることができるということでした。

 

香りだけで癒し効果抜群のほうじ茶ってすごいですよね。

疲れた時やほっと一息つきたい時にはぜひ飲んでみてください!

 

 

ほうじ茶の淹れ方

リラックス効果抜群で、比較的安価で手に入れることができるほうじ茶。

美味しく淹れるコツをご紹介いたします。

 

美味しいほうじ茶の淹れ方(2人前)

  1. 急須に茶葉を入れる(ティースプーン山盛り4杯ほど)
  2. ポットかやかんで沸かしたばかりのお湯を一気に注ぐ(お湯の温度は95℃くらい)
  3. 30秒ほど待つ
  4. 茶碗に少しずつ均等に注ぎ分け、最後の一滴まで絞り切る

 

ほうじ茶は熱いお湯を一気に注ぎ、手早く淹れるとよりおいしく頂けます。

ぜひお試しくださいね。

 

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ほうじ茶を飲みすぎると体に悪いのかまとめ

緑茶や麦茶とと並び、比較的安価で手に入れやすいほうじ茶は多くの日本人に親しまれています。

そんなほうじ茶ですが、飲みすぎるとカフェインが含まれているので不眠になったり、焙煎による発がん性のあるアクリルアミドという物質が含まれているというデメリットがあることがわかりました。

しかし、どちらも量を飲みすぎなければ過剰に心配する必要はなさそうです。

 

高い消臭効果や脂肪分解効果など、体にとって嬉しいメリットもあり、ほうじ茶の香りをかぐことで高いリラックス効果を得られるのも嬉しいですよね。

 

美味しくほうじ茶をいただくには、高温のお湯を一気に注ぎ、手早く最後の一滴まで絞り切って淹れることがポイントです。

難しくないのでぜひやってみてくださいね。

リラックス効果の高いほうじ茶でほっこりとお茶時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

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