90年台に大ブームを起こし独特な食感で歯ごたえのあるナタデココですが、現在もポピュラーなデザートとして人気がありますよね。
今回は、ナタデココは消化に悪いのか?食べ過ぎると下痢になるのか?ダイエットに効果的かお伝えします。
ナタデココは消化に悪い
ナタデココは消化に良いのか悪いのかですが、ナタデココは消化には悪いです。
しかし消化が悪いといってもマイナス面ばかりではありません。
消化が悪い理由や原料などについてご説明します。
食物繊維が豊富
ナタデココはその成分のほとんど、約99%が水分です。
そして残りの1%が食物繊維なのです。
食物繊維は人間の持つ消化酵素では分解されないため、そのまま排泄されることになり、そのため消化には悪いのです。
しかし、食物繊維は腸内の有害物質を吸着して排出させるため、腸を綺麗にしてくれます。
腸内にたまったものも一緒に排出されるため、お通じが良くなります。
また、腸内善玉菌のえさになるので、善玉菌が増えて腸内環境の改善にもなるので摂りすぎないように注意して適量を摂取するととても体にいいのです。
ナタデココの原材料はココナツです。
ココナツの実とココナツジュースに水と砂糖、ナタ菌(アセトバクター・キシリナムと呼ばれる酢酸菌)を加えて発酵させ、固まったものがナタデココです。
ナタデココはダイエットに向いてる?
ナタデココは特定保健用食品としても利用されるなど注目を集めているナタデココですが、本当にダイエットに向いているのかを調べてきました。
ナタデココは前述したように99%が水分のためカロリーはほぼゼロに近いです。
しかし、原材料のココナツジュースにはわずかですが糖分が含まれていますし、製造過程でも砂糖を加えているのでカロリーは低くてもゼロというわけではありません。
また、市販のナタデココの多くはシロップに漬けてあるため、そのまま食べるとカロリーが高くなります。
ダイエットに用いるときはシロップを水で洗い流してから食べるといいでしょう。
発酵食品
ナタデココは意外かもしれませんが発酵食品です。
発酵過程でできた微生物セルロースの働きで脂質や糖質の吸収を防いでくれるため、血糖値の上昇を抑える効果もあります。
食物繊維の働きでお通じが良くなり、有害物質も排除してくれるのでデトックス効果にもなります。
また腸内環境の改善により代謝のアップのつながり、脂肪の燃焼が良くなります。
よく噛む
人は咀嚼(そしゃく、かむ)をすると満腹中枢が刺激されるため、ダイエットの時にはナタデココをよく噛むようにすると少ない量でも満腹に感じやすく、腹持ちもいいのでよく噛んで食べることをおすすめします。
ナタデココ自体は脂質も少なく、カロリーも低いため、シロップ漬けの場合はシロップは洗い流し、無糖ヨーグルトなど糖分やカロリーの少ないものと一緒に摂るようにすると良いでしょう。
食前がいい
ナタデココはデザートのイメージがあるため食後に摂りがちですが、食前に食べる方がおすすめです。
食前に食べることで、血糖値の上昇を抑えてくれますし、腸で膨らむため満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
しかし、ナタデココ自体にはほぼカロリーがないため、ナタデココだけ食べていては栄養素が不足して健康に良くありません。
ダイエットの場合補助食品として活用するのが望ましいです。
夜小腹が空いたときやおやつにはカロリーの低いナタデココがぴったりです。
食べすぎは良くない
ナタデココに含まれる食物繊維は、適量なら体に良いですが、摂取しすぎると下痢を引き起こしたりするため、食べ過ぎには注意しましょう。
食物繊維の摂取量目安は、年齢や性別により異なります。体質によっては少量でも不調がでる場合もあるので注意が必要です。
また、ナタデココ自体にも糖分は含まれているので食べ過ぎはNGです。
まとめ
- ナタデココは食物繊維豊富で消化には悪いが、体に悪いわけではない
- ナタデココは発酵食品
- ナタデココに含まれる食物繊維や微生物セルロースの働きでダイエットに良い
- お通じが良くなる、腸内環境の改善、血糖値の上昇を抑える
- 食べ方やタイミングを考慮すると良い
- 食べ過ぎると下痢などになる危険性があるため食べ過ぎには注意
カロリーが低く、体に良い成分が含まれているナタデココを上手に活用して、健康的なダイエットにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?