美容にも健康にも良いオリーブオイルですが、様々な料理にも合い、そのまま飲む健康法までありますよね。
そんなオリーブオイルですが、新鮮さを保とうとして冷蔵庫に保存してると固まるということもあったり、液体の戻し方も問題ないのか悩みます。
また、保存方法も常温で保存すると腐るのか心配ですよね。
そこでオリーブオイルが固まる理由、戻し方、保存方法などを解説していきます。
オリーブオイルの冷蔵庫保存は固まる?
オリーブオイルに関わらす、食品・調味料を全て冷蔵庫で保管している方もいるのではないでしょうか?
オリーブオイルを冷蔵庫で保管をしていると固まります。
正確にはオリーブオイの主成分であるオレイン酸が低温により固まり、ふよふよと白いものが沈殿している状態です。
そしてこのオレイン酸こそがオリーブオイルの健康に良い成分であり、しっかり成分が入っている証拠です。
固まる条件
オリーブオイルは、10℃前後になると固まり始めます。
冷蔵庫に入れていなくとも、冬場の寒い時期などはオリーブオイルも固まりやすくなります。
冬の時期など、室内でも10℃以下になる場合は少し暖かい場所へ移動させると良いでしょう。
偽物は固まらない?
そのそもオリーブオイルに偽物があるのか?と疑問に思いますよね。
オリーブオイルの種類にも色々ありますが、一般的に好まれているのはエキストラヴァージンオイルではないでしょうか。
エキストラヴァージンオイルとは、オリーブの実を絞っただけのヴァージンオイルの事で、加熱処理などされていないものです。
また遊離酸度が0.8%以下の良質なものをいいます。
上質なエキストラヴァージンオイルは、オリーブの実のフルーティな香りとピリッとした辛味と苦味が特徴です。
しかし日本では、エキストラヴァージンオイルに対するしっかりとした基準がありません。
偽物と呼ばれるエキストラヴァージンオイルの中には、遊離酸度が0.8%以下になるように加工されています。
普通のオリーブオイルにエキストラヴァージンオイルをブレンドしているものも多く出回っています。
オリーブオイルを、加熱調理して使用するには適していますが、本物のエキストラヴァージンオイルとは品質が変わってきます。
よって、オリーブオイルには偽物があると言われているのです。
この定義をもとに偽物という言い方をすると、偽物のオリーブオイルは固まりにくいです。
絞っただけの本物のエキストラヴァージンオイルは精製度が低く低温になると、固まりやすくなっています。
固まったときの戻し方
オリーブオイルが固った際には
- 瓶ごとぬるま湯につける
- 暖かいところに置いておく
低温によって固った物ですので、適切な温度になればもとに戻ります。
どちらも高温な所に置きすぎると、風味や味が下がったり酸化してしまうので、やり過ぎには気をつけましょう
品質は大丈夫か
オリーブオイルが固ってしまっても大丈夫です。
オリーブオイルの中の成分が低温で固ってできる現象なので、品質には問題ありません。
ごみが入っていたり、カビが生えているようにも見えますが大丈夫です。
一度、適切な温度でもとに戻し確認して使用しましょう。
オリーブオイルのおすすめの保存方法
オリーブオイルは、暗くて涼しい場所で保管してください。
エキストラバージンオイルは熱や光に弱いため、キッチンやテーブルに出したままにせずに、シンクの下やパンドリーなどで保管しましょう。
オリーブオイルは10℃前後で固まるため、冷蔵庫の冷凍室(3〜6℃)や野菜室(3〜8℃)での保管は避けると良いですね。
直射日光はもちろん、光にも弱いので、遮光性のある瓶や缶に入っているものを購入すると良いでしょう。
また、オリーブオイルは開封後からどんどん酸化していく為、容器はしっかりと密閉するように心掛けましょう。
そして早めに消費することをお勧めいたします。
常温は腐る?
オリーブオイルは熱に弱いです。
腐ると言うよりは酸化して品質が落ちてしまいます。
オリーブオイルの品質が落ちるとはどう言うことか、以下の変化があります。
- 鼻から抜ける嫌な匂いがする
- 香りが薄い
- 色が変わっている
酸化してしまうと、元の状態に戻すことが出来ないので処分をしましょう。
また、購入する場合には割高であっても短期間で使い切れる少量タイプを選ぶのをお勧めします。
オリーブオイルは冷蔵庫で固まるのかまとめ
オリーブオイルを新鮮で上質なまま保管するには、光が当たらない暗い所で高温を避けた場所にしましょう。
そして冷蔵庫はもちろん、冬場だと保管場所によっては常温でも固まります。
しかし低温によってオリーブオイルが固っても問題ありません。
未開封なら消費期限通りですが、開封するとどんどん酸化していきますので、早めに消費しましょう。
また、固まった場合は高温で一気に溶かさずに、徐々に溶かしましょうね。