この記事では、砂肝の焼き加減、生焼けやいつまでも中が赤い状態でも食べて大丈夫か、火が通ったかどうかわからないときの見分け方について紹介しています。
焼き加減がよく分からなかったり、いつまでも赤い、生焼けだったら食中毒になってしまうんじゃないかと心配になりますよね。
また、だからといって焼きすぎても時間がかかるし、パサパサになってマズくなります。
今回ご紹介する記事を読んで、美味しく安全に砂肝を楽しみましょう。
砂肝がいつまでも赤い!加熱不足か火が通っているか見分ける3つの方法
砂肝がいつまでも赤いけど、しっかり火が通っているか見分ける方法は以下のような方法があります。
- 加熱時間
- 断面の色や見た目
- 触った感触や食感
時間、見た目、食感でそれぞれ判断出来るようにみていきましょう。
見分け方①加熱時間
焼く時間の目安としては、フライパンで強火から中火でそのままの丸い形のままで調理するなら5~7分、5㎜くらいのスライスにしてから調理するなら3~5分を目安にして下さいね。
こうすることで、いつまでも赤い状態にはなりにくくなり、中まで火を通すことが出来ます。
見分け方②断面の色
表面は茶色で、中は赤茶くらいの色を目安にすると安全に食べられますよ。
ただし、断面がいつまでも赤い、明るめの赤やピンク色だとまだ生の可能性があるので、もう少し火を通します。
①で伝えたようにカットすれば3分~5分で火が通りますが、焼きすぎると硬くなってしまったり、表面が焦げてしまったりするので注意してくださいね。
焼いて→切って→確認 が面倒くさい場合は、最初からスライスして焼くのがおススメです。
見分け方③感触や食感
いつまでも赤い場合でも、光の加減や見え方にはよっていつまでも赤いように見えてしまいます。
そういうときの判断材料としては、箸で押した時にプリっとした弾力があれば火が通った証拠です。
また、噛むとコリコリとした食感や、サクサクと歯切れが良い食感であれば火が通っているので安心して食べられます。
まだ焼き足りない場合は、ぶよぶよとした柔らかい感触や歯切れになります。
砂肝を加熱不足や生焼けで食べると食中毒の恐れがあります…!
牛や豚に比べて鶏肉は当たりやすいといわれるので、牛に比べるとよく焼くようにしますよね。
知り合いでも刺身を食べて当たったことのある方がいるので、あたることがないよう気を付けるようにし、レアもなるべくしないようしています。
新鮮な物なら生食は可能と言われていますが、スーパーで売っている物などは素人には判断できないので必ず火を通してください。
生や生焼けで食べてしまうと、カンピロバクターによる食中毒の危険性があります。
カンピロバクターはニワトリや牛などの家禽や家畜などの腸内に存在する細菌です。
生食や加熱不足で発症する可能性があります。
ずっと焼いてるのにいつまでも赤い場合は、先ほどの見分ける方法を参考にしてみてくださいね。
症状としては、下痢、腹痛、嘔気、嘔吐、発熱、頭痛、悪寒、悪心、倦怠感などがあげられます。
通常、重篤化したりすることはまれですが、若齢者や高齢者は重症化の可能性が高くなりますので、注意が必要です。
潜伏期間は1~7日ほどで、1週間程度で治癒する事が多いです。
予防するにはいつまでも赤い状態を防ぎ、しっかりと火を通す事がなにより大事です。
中心部を75度以上で1分間以上加熱する事でカンピロバクターを死滅する事が出来ますよ。
次に食中毒を回避しやすくする調理方法を紹介しますね。
食中毒回避!砂肝の3つの調理方法
砂肝はご飯のおかずにも使えますし、おつまみにも使えますよね。
簡単なモノから手のこんだもの、やめといたほうがいい調理の仕方があります。
調理方法①:茹でる
1つを1/4にスライスして水が沸騰した鍋に塩と砂肝を入れて、中火15分ほど湯がくだけです。
あとは塩コショウやポン酢、ネギなどを加えたらすぐにおつまみが出来ますよ。
茹でる調理法は油を使わないので、とてもヘルシーでカロリーを抑えられますし、 砂肝の旨みを引き出しつつ、柔らかい食感を楽しむことができますね!
調理方法②:フライパンで焼く
そのまま焼く場合は、中火~強火で5~7分を目安に火を通してください。
竹串や爪楊枝で刺して、白い汁が出てくれば中間まで火が通っている証拠です。
また、竹串などを刺して、数秒そのままにしてから抜き、竹串が温かければ火が通っています。温度を確認する場合は唇に当てると温度変化が感じやすいのでお勧めですよ。
焼くときは砂肝を転がす様にして、全体にまんべんなく火が通る様にするといつまでも赤い状態を防げます。
しっかり火を通したい場合は、焼いた後お酒を入れて蒸し焼きにすると硬くならずに美味しくいただけます。
調理方法③:茹でる+フライパンで焼く
先ほど紹介したフライパンで焼くだけよりも、しっかりと火を通したい場合などは、下茹でしてから焼くと良いでしょう。
5分程度茹でてからフライパンで3~4分焼いてください。
事前に下茹でしておけば、フライパンでの調理時間の短縮にもなります。
2段階で調理すれば食中毒もほぼならないと思いますよ。
その他3つの調理方法
先ほどは茹でる、焼くのスタンダードな調理法を紹介しました。
ここではちょっと特殊で手間がかかったり、あんまりやめたほうがいいかも・・・といった調理方法も紹介します。
調理方法①:電子レンジでも調理可能(非推奨)
レンジでの加熱も可能ではありますが、生卵などと同様に小爆発を起こし、後片付けが面倒です。
また縮んで固くなり、あまり美味しくないですね。
どうしてもレンジで加熱したい場合は、スライスしたり包丁で切れ込みを入れたりなどの方法もあります。
加熱は150gですと、500Wで約5分ほど加熱すると火が通りますが、念のため切って中まで確認してくださいね。
調理方法②:コンフィ
砂肝にハーブや塩胡椒で 下味をつけ、厚手のお鍋などに入れたら砂肝が浸るくらいのオイルを注ぎ、皮を剥いて4つくらいに切ったニンニクを入れます。
中火にかけてオイルが煮立ち始めたら火を止めて、110℃のオーブンで約90分加熱します。
冷ましたら保存容器に移し替え、冷蔵庫で保存します。2週間程度保存がききます。
湯煎や炊飯器などでも作ることができますよ。
調理方法③:刺身用の生で食べる
普段スーパーなどに売っている砂肝は、焼き用で下処理されるのですが、その下処理をする段階で菌が付着してしまいます。
ですので、必ず調理してから食べないといけません。
生で食べられるのは、刺身専用として下処理前の新鮮な砂肝に限ります。
ちなみに低温調理された砂肝やハツ、レバーならネットでも購入できます。
低温調理は食べたことがありますが、普通に刺身のような食感でオススメです。
砂肝がいつまでも赤いときの見分け方や対処法まとめ
- 砂肝の加熱時間はそのまま焼くなら5~7分、下茹でした場合は3~4分程度を目安。
- 中が赤くても火が通っていれば問題ありませんが、中が赤茶くらいになった時が食べごろ。
- 火が通ったかの確認方法は、温度を確認したり、竹串などを刺したり箸で押して感触を確かめ、ブリっとした弾力があれば大丈夫。
- 生食や加熱不足の場合食中毒の危険性があります。しっかりと火を通しましょう。
手に入れやすく、リーズナブルで鉄分たっぷりの美味しい砂肝を、安心して食べて頂く参考になれば嬉しいです。