砂肝の焼き加減で生焼け、中が赤いのは食中毒で危険?加熱時間や見分け方は?

砂肝は鉄分豊富で低カロリー、女性や子供にも積極的に摂ってほしい食材です。

でも調理してみると、焼き加減が良く分からなかったり、いつまでも赤い、生焼けだったら食中毒になってしまうのではないかって心配になり、つい焼きすぎたりもします。

基本的には真っ赤よりも赤茶、赤黒い色でしたら火は通ってますし、サクッと嚙み千切れるならほぼ通ってます。

そのへんをもう少し詳しく紹介していきます。

 

個人的には低温調理された砂肝の刺身がオススメですよ。

 

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砂肝の焼き加減や生焼けの見分け方

時間、見た目、食感でそれぞれ判断出来るようにみていきましょう。

 

加熱時間の目安

 焼く時間の目安としては、フライパンで強火から中火でそのままの丸い形のままで調理するなら5~7分、5㎜くらいのスライスにしてから調理するなら3~5分を目安にして下さいね。

こうすることで仲間で火を通すことが出来ます。

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火の通りや見た目がいつまでも赤い

表面は茶色で、中は赤茶くらいの色を目安にすると安全に食べられますよ。

しっかり火を通したつもりでも、切ってみると中が赤いままで火が通っているのか、食べても大丈夫なのか、不安になる事があると思います。

実は砂肝は新鮮な物であればお刺身で食べる事もできるくらいなので、表面にしっかりと火が通っていれば、中が赤いままでも問題はありません。

ただし明るめの赤、ピンク色だとまだ生の可能性があるので、もう少し火を通します。

かえって火が通らないように見えて火を通しすぎると、硬くなってしまったり、表面が焦げてしまったりするので注意してくださいね。

とは言っても、生食出来るくらい新鮮かどうかというのは素人目では判断できませんし、あまり赤過ぎても不安になるので、中が気になるようであればスライスして焼くのがおススメです。

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感触や食感

その他の判断材料としては、箸で押した時にプリっとした弾力があれば火が通った証拠です。

また、噛むとコリコリとした食感や、サクサクと歯切れが良い食感であれば火が通っているので安心して食べられます。

生の物はぶよぶよとした柔らかい感触になります。

 

生焼けでの食中毒に注意

牛や豚に比べて鶏肉は当たりやすいといわれるので、牛に比べるとよく焼くようにしますよね。

知り合いでも刺身を食べて当たったことのある方がいるので、あたることがないよう気を付けるようにし、レアもなるべくしないようしています。

 

半ナマや生焼けを食べると食中毒になる?

新鮮な物なら生食は可能と言われていますが、スーパーで売っている物などは素人には判断できないので必ず火を通してください。

生や生焼けで食べてしまうと、カンピロバクターによる食中毒の危険性があります。

カンピロバクターはニワトリや牛などの家禽や家畜などの腸内に存在する細菌です。

生食や加熱不足で発症する可能性があります。

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お腹を壊すなど症状

症状としては、下痢、腹痛、嘔気、嘔吐、発熱、頭痛、悪寒、悪心、倦怠感などがあげられます。

通常、重篤化したりすることはまれですが、若齢者や高齢者は重症化の可能性が高くなりますので、注意が必要です。

潜伏期間は1~7日ほどで、1週間程度で治癒する事が多いです。

 

予防

予防するにはしっかりと火を通す事がなにより大事です。

中心部を75度以上で1分間以上加熱する事でカンピロバクターを死滅する事が出来ます。

 

砂肝は刺身用なら生でも食べれる

普段スーパーなどに売っている砂肝は、焼き用で下処理されるのですが、その下処理をする段階で菌が付着してしまいます。

ですので、必ず調理してから食べないといけません。

 

食べられるのは、刺身専用として下処理前の新鮮な砂肝に限ります。

ちなみに低温調理された砂肝やハツ、レバーならネットでも購入できます。

低温調理は食べたことがありますが、普通に刺身のような食感でオススメです。

砂肝の調理方法や焼き方

砂肝はご飯のおかずにも使えますし、おつまみにも使えますよね。

簡単なモノから手のこんだもの、やめといたほうがいい調理の仕方があります。

 

茹でる

1つを1/4にスライスして水が沸騰した鍋に塩と砂肝を入れて、中火15分ほど湯がくだけです。

あとは塩コショウやポン酢、ネギなどを加えたらすぐにおつまみが出来ます。

 

茹でてからフライパンで焼く

ただ焼くよりもしっかりと火を通したい場合などは、下茹でしてから焼くと良いでしょう。

5分程度茹でてからフライパンで3~4分焼いてください。

事前に下茹でしておけば調理時間の短縮にもなります。

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そのままフライパンで焼く

 そのまま焼く場合は、中火~強火で5~7分を目安に火を通してください。

竹串や爪楊枝で刺して、白い汁が出てくれば中間まで火が通っている証拠です。

また、竹串などを刺して、数秒そのままにしてから抜き、竹串が温かければ火が通っています。温度を確認する場合は唇に当てると温度変化が感じやすいのでお勧めですよ。

焼くときは砂肝を転がす様にして、全体にまんべんなく火が通る様にしてください。

しっかり火を通したい場合は焼いた後お酒を入れて蒸し焼きにすると硬くならずに美味しくいただけます。

 

レンジは大丈夫か

レンジでの加熱は絶対にしないでください!

生卵などと同様に、小爆発する恐れがあります。

どうしてもレンジで加熱したい場合は、スライスしたり包丁で切れ込みを入れたりなどの方法もありますが、あまりお勧めできません。

なので、砂肝にレンジは基本NGです。

 

コンフィ

砂肝にハーブや塩胡椒で 下味をつけ、厚手のお鍋などに入れたら砂肝が浸るくらいのオイルを注ぎ、皮を剥いて4つくらいに切ったニンニクを入れます。

中火にかけてオイルが煮立ち始めたら火を止めて、110℃のオーブンで約90分加熱します。

冷ましたら保存容器に移し替え、冷蔵庫で保存します。2週間程度保存がききます。

湯煎や炊飯器などでも作ることができますよ。

砂肝の焼き加減で生焼け、中が赤いのは食中毒になるのかまとめ

  • 砂肝の加熱時間はそのまま焼くなら5~7分、下茹でした場合は3~4分程度を目安
  • 中が赤いままでも表面にしっかり火を通していれば問題ありませんが、中が赤茶くらいになった時が食べごろ
  • 火が通ったかの確認方法は竹串などを刺して温度を確認したり箸で押して感触を確かめ、ブリっとした弾力があれば大丈夫
  • 生食や加熱不足の場合食中毒の危険性があります。しっかりと火を通しましょう

 

手に入れやすく、リーズナブルで鉄分たっぷりの美味しい砂肝を、安心して食べて頂く参考になれば嬉しいです。

 

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