冬スーパーなどでも殻付きのままの生牡蠣をよく見かけますが、生牡蠣を焼いても開かない時ってありますよね。
牡蠣ってそもそも臭いので、死んでるのか腐ってるかわかりにくいです。
そもそも開かないのは腐ってるだろうか、無理やり食べても大丈夫なのか、疑問もたくさんあります。
そこで腐った牡蠣や死んだ牡蠣の見分け方や、開かない状態なのはどうなのかもご紹介します。
死んだ牡蠣の見分け方
牡蠣が生きているかを見分けるには、実に簡単に確認することができます。
それは、牡蠣の殻をツンツンとしてみること。
よく見れば、牡蠣の殻のフタが微妙に動きます。
たまに、ぎゅっと閉めたまま動かない牡蠣もいますが…。
もし牡蠣が死んでいるのならフタが浮いた感じで、開いたまま、ツンツンしても動かないですし、真水につけてもフタが閉じません。
生きているか死んでいるかの判断はこういうやり方でしてみてください。
魚市場などで並べられている殻付きの生牡蠣の場合は、取った日から1週間程度であれば、生きている可能性があります。
牡蠣は、動きがないため収穫してからひどい環境に置かれない限り、5日~7日は生きています。
とはいっても牡蠣が生きているかどうか、見た目ではさっぱりわかりませんよね。
牡蠣にあたると酷いといいますし、うちの父もあたった経験があるので、好きだけど食べれないと嘆いています。
そのくらいあたると酷い目に合うのだと思います。
死んだ牡蠣は食べられる?
死んでから長時間放置された牡蠣は食べられません。
おそらく腐敗臭がして、食べる気にもならないと思います。
ちなみにスーパーの牡蠣は、パックに詰める直前まで生きていたものを海水に浸けて冷蔵状態で店に届きます。
長時間死んでいる状態ではないんですね。
腐った牡蠣の見分け方
生牡蠣が傷んだ場合の特徴と言えば、やはりニオイですね。
においを嗅ぐと部屋に充満するほど強烈なにおいを発します。
殻を触っても閉じない場合は死んでいますので、もちろん食べずに処分してください。
ちなみに新鮮でもドブ臭い・うんこ臭いときがあり、これは内臓が多く、老廃物や排泄物が多いためです。
新鮮なので、問題はありません。
また、鮮度が悪いと身が崩れかかっていたり、つけている水が濁っていたり、新鮮なものとの違いがわかりますので、きちんと確認したうえでの購入をおすすめします。
牡蠣を食べてあたってしまうと、体に様々な異変を引き起こしてしまいます。
腹痛や吐き気、頭痛や発熱など、症状も相当ひどく引き起こす可能性があります。
そうならないためにもにおいや牡蠣の変化に十分注意をして食べることです。
牡蠣が開かないのは死んでる?
殻付き牡蠣をレンジで加熱したり、フライパンやトースターで焼いたり、食べ方は様々ですが、開かない時があったりします。
実は、加熱しても開かないことって結構あるんです。
あさりやホタテなどのようにパカッと開いてくれないと死んでいるんじゃないかと思いがちですよね。
牡蠣が開かない理由で考えられるのは、牡蠣が新鮮だからというのが一つあります。
牡蠣の中の貝柱の筋肉を使って、殻のフタが開いたり閉じたりしています。
貝柱の筋肉が強い場合、閉じる力も強く、なかなか開いてくれません。
もう一つは、貝の形の状態で焼くときに置いた位置などで加熱の順番が、先に身のほうが加熱されてしまうと開きません。
これは、しょうがないことかもしれませんね。
殻が開かなくても必ずしも死んでいるわけではないので、心配はしなくて大丈夫ですよ。
生牡蠣の開け方
生牡蠣の開け方は、コツさえつかめばそんなに難しくありません。
ただ、牡蠣の殻はとがったものも多く、手を傷つけやすいので、軍手などをして開けるようにしてくださいね。
1,始めに牡蠣の殻には藻などが付着している場合がありますので、たわしで落としてください。
2,捌くときに牡蠣の上下を確認してください。
牡蠣の殻が平らな方を上に向けて、殻の合わせ目から牡蠣ナイフ(ない場合はキッチンバサミやマイナスドライバーなどでもOKです)を差し込みます。
この時、殻の右側で、真ん中より少し上くらいに貝柱がついているので、これを目安にナイフを入れてください。
3,少しずつ殻を外していき、殻の上につている貝柱を外します。
貝柱を取ったらゆっくり殻を外せばきれいに開きます。
無理やりこじあけようとすると身が崩れてしまうので、やさしく開けていくのがコツです。
レンジは使っても大丈夫?
殻付き牡蠣のままレンジで加熱するのは全然大丈夫です。
牡蠣の調理に仕方では一番簡単な方法ですし、後片付けも楽ちんなやり方です。
殻付きのまま大きめのお皿に丸みのある方を下にしてラップをし、500Wのレンジで約5~6分ほど加熱します。
加熱する個数にもよりますので、量が多い場合は長めに加熱してくださいね。
ラップは少し開けておいてください。
密封してしまうとふきこぼれの原因になりますので、注意してくださいね。
加熱すると勝手にからも開いてくれるので、ナイフを差し込むとすぐに外れてくれます。
レンジで加熱して蒸し牡蠣にすると、牡蠣を蒸すことでうまみが凝縮され、やさしい味わいが楽しめますし、むしろふっくらとしてとてもおいしいですよ。
ポン酢やレモン汁をかけて食べると絶品です。
また、生が心配という方や苦手な方にもおすすめの調理法です。
牡蠣が開かないときのまとめ
牡蠣を開くときは軍手などをはめて、ナイフやハサミを使ったら簡単に開くことが出来ます。
また、牡蠣は腐っていると物凄いニオイを発しているので、そういうときは処分しましょう。
ムリに食べると体調を崩してしまいます。
牡蠣を楽しんで食べることのできる時期は、養殖真牡蠣で秋から冬の寒い時期、天然ものの岩牡蠣は春から夏にかけてです。
最近では、牡蠣小屋もたくさんあって新鮮な牡蠣を簡単に食べることもできます。
牡蠣はとてもおいしく、プルっとした食感がたまらなく良くていいですよね。
お酒のお供にはもってこいの食べ物ですが、食べる前にはしっかり確認して、新鮮な牡蠣を選んでいただきたいものです。
この時期だけのおいしい牡蠣を楽しんでくださいね。