甘酸っぱくておいしいリンゴジュースは大人から子どもまで好きな方が多いですよね。
さっぱりとした飲み口で、のどが渇いた時だけでなく、風邪の時などにも飲みやすいイメージがあります。
そんなリンゴジュースですが、一部では体に悪いともいわれているとか…。
それはいったいなぜなのでしょうか。
また、体にいいところもあるということですが、そちらもあわせて解説していきたいと思います。
リンゴジュースが体に悪いと言われる理由
子ども用のジュースの定番と言えばリンゴジュースですよね。
小さい子でも飲めるため、体に優しいイメージがあります。
そんなリンゴジュースですが、体に悪いと言われているのはなぜなのでしょうか?
糖質の摂りすぎ
美味しいのでついゴクゴクと飲めてしまうリンゴジュース。
しかし、リンゴジュースのカロリーは1杯(約200ml)でおおよそ96kcalもあるのです。
厚生労働省の発表している間食の目安とする数値は1日200kcalと言われていますので、美味しいからといって2杯3杯と飲むとジュースだけで一日分の間食でとるべきカロリーをオーバーしてしまいます。
ジュースと一緒に甘いお菓子などを食べてしまうとさらにカロリーオーバーになり、肥満の原因にもなってしまいます。
飲みすぎにはくれぐれも気を付けてくださいね。
食物繊維をとれない
リンゴジュースをはじめ、フルーツジュースには果物の食物繊維が入っていそうなイメージがありますよね。
健康のためにリンゴジュースで食物繊維をとりたいと思っても、実際は食物繊維はジュースにするとほぼ壊れてしまっているということです。
栄養素を摂取したくてリンゴジュースを飲んでいるという方でしたら、ジュースよりも果物そのものを食べた方が効率的に栄養が摂取できますよ。
体に良いところ
そうはいってもリンゴジュースには体にいい成分も含まれています。
リンゴジュースを飲むことによって体にどんなメリットがあるのでしょうか。
老廃物の排出
リンゴジュースにはペクチンという栄養素が含まれていることがわかっています。
ペクチンには体内の老廃物を排出しやすくしたりするので、下痢や便秘気味の腸を調整してくれます。
ビタミンC
リンゴジュースには多くのビタミンCが含まれているので、風邪の対策やお肌にも良いですね。
リンゴジュースが急に飲みたくなる原因
普段の生活の中で、無性にリンゴジュースが飲みたくなったという経験はありませんか?
仕事などで疲れがたまった時、身体は疲労回復できる食べ物や飲み物を欲する傾向があります。
肉体疲労時には、筋肉や肝臓に貯蔵されている糖分を使い、エネルギー代謝を行うと言われています。
この代謝で失われた糖分を補い回復させるのが疲労回復になるわけですが、その働きを促すのがクエン酸なのだそうです。
クエン酸は柑橘類やリンゴに多く含まれているため、疲れた時は無性にオレンジジュースやリンゴジュースが飲みたくなるのです。
リンゴジュースが飲みたいときは体がとても疲れているときなのかもしれませんね。
何かを無性に欲するときは体からのメッセージが隠されているかもしれませんよ。
リンゴジュースの作り方
リンゴジュースは実はおうちでも簡単に作ることができます。
自分で作れば添加物なども気にしなくてもいいので嬉しいですよね。
今回は変色しにくい作り方をご紹介したいと思います。
材料(1人前)
りんご…1個
水…100ml
はちみつ…大さじ1
レモン汁…小さじ1作り方
1.りんごは皮をむき芯を取り除き一口大に切ります。
2.鍋に水、1を入れ中火で5分ほど加熱し、りんごがやわらかくなったら火から下ろし粗熱を取ります。
3.ミキサーに2、はちみつ、レモン汁を入れ撹拌します。
4.なめらかになったらザルにキッチンペーパーをおき濾し、グラスに注ぎできあがりです。引用:https://www.kurashiru.com/
※蜂蜜を使ったレシピのため、1歳未満のお子様には飲まさないようにしてください。
蜂蜜の代わりに砂糖でも代用可能ですが、砂糖の種類によっても甘さが変わってきますので各自で好きな甘さに調節してください。
りんごジュースは体に悪いのかまとめ
健康に良いイメージのあるリンゴジュースですが、かなり糖質も含まれているため飲みすぎないようにすることが大切です。
目安として1日あたりコップ1杯程度にしましょう。
また、食物繊維はジュースにすることによってほぼ壊れていますので、食物繊維をしっかりとりたい方は果実を食べることをおすすめします。
デメリットもお伝えしましたが、もちろんリンゴジュースにはメリットもたくさんあります。
ペクチンには老廃物を輩出しやすくする効果、ビタミンCには免疫力を上げる効果がありますよ。
また、無性にリンゴジュースが飲みたいというときは体が疲れているというサインかもしれません。
リンゴジュースは買うだけでなく自分で簡単に作ることもできますので、添加物などが気になる場合はぜひ手作りしてみてくださいね。