初夏に手作りすることが多い紫蘇ジュース。
シロップとして作り、それを薄めて飲むことが多いですが、自作の飲み物は賞味期限がはっきりしないのでどのくらいもつのかはっきりわからないことがありますよね。
そこで今回は、紫蘇ジュースを常温・冷蔵・冷凍でそれぞれ保存した時の保存期間や、腐った時の見分け方などについてご紹介していきたいと思います。
ご自身で紫蘇ジュースを作った時はご参考にしてみてください。
紫蘇ジュースの保存期間はどのくらい?
せっかく手作りした紫蘇ジュース、出来れば長持ちさせて長い間楽しみたいですよね。
ここでは常温・冷蔵・冷凍それぞれの場合の保存期間について解説していきますね。
常温は早めに飲み切る
紫蘇ジュースを常温で保存した場合の賞味期限はおおよそ10日程度です。
注意することとしては以下です。
- 保存用の瓶や容器をしっかりと消毒する(熱湯消毒やアルコール消毒がおすすめ)
- 直射日光が当たらない涼しい場所で保存する
ということです。
保存容器をしっかり消毒しないと雑菌が繁殖して傷む原因になってしまいますので、最初に瓶をきれいにしておくことがポイントです。
また、紫蘇ジュースを作るときに紫蘇の量やクエン酸やお酢などの割合を多くすればより抗菌効果が高まりますので、常温でも3ヶ月くらいは保存できるといわれています。
ただし常温だと発酵が進んで酸っぱくなってしまったり、発泡してプラスチックの容器だと破裂してしまったりする危険性もあります。
できるだけ早く飲み切るか、余った分は冷蔵庫に入れるのが安心かもしれません。
1~2ヵ月程度なら冷蔵
紫蘇ジュースを保存するのにオススメなのはやはり冷蔵です。
冷蔵した場合は3~4ヶ月日持ちするといわれています。
こちらの場合も常温と同様しっかりと容器を消毒し、保存容器の蓋をきっちり閉めてください。
たくさん作った場合はとりあえず早めに飲みたい分だけをしっかり洗って乾かしたペットボトルなどに入れて冷蔵し、残った分は消毒した瓶などに入れて別に保存しておくと長い間紫蘇ジュースを楽しむことができますよ。
作りすぎたら冷凍
紫蘇ジュースを冷凍可能な容器に入れれば、もちろん冷凍して保存することも可能です。
冷凍した場合の保存期間はなんと2年!
冷凍しても栄養価も変わらないということですので、夏にたくさん作って飲み切れない分はぜひ冷凍しておいてまた次のシーズンに解凍してもいいですね。
こちらの場合も容器はしっかりと消毒し、蓋をきちんと閉めて冷凍室に入れるようにしてください。
解凍するときは冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。
ただし、一度解凍してしまったものを再度冷凍すると風味も落ち、食中毒の原因にもなってしまいます。
解凍したらそのまま使い切ってくださいね。
飲めないサイン。腐るとどうなる?
上述したように、紫蘇ジュースを常温で保存すると発酵することがあります。
でもよほど詳しい人でなければ傷んでいるのか発酵しているだけなのかわかりにくいかもしれませんよね。
ここでは紫蘇ジュースが腐ってしまった時どうなるのかについて解説していきたいと思います。
ツンとする匂い
発酵している場合は紫蘇ジュースの匂いは特に変化がありません。
しかし腐っている場合は、普段と違う明らかにツンとした刺激臭がしますのでわかると思います。
匂いを嗅いでみて違和感を感じた場合は飲まない方がいいかもしれません。
白いものが浮いている
紫蘇ジュースの表面に白っぽいものが浮いている場合も傷んでいる可能性が大きいです。
この白いものは白カビのことが多く、瓶をしっかり消毒できていなかったりした場合に発生することがあるのだそう。
白カビは少しくらい口に入ったとしても体に影響はほとんどないといわれているので、人によっては浮いているカビを取り除き再加熱して飲むこともあります。
しかし、味も落ちていることが多いので、白っぽいものが浮いていたら飲むのはやめた方がいいかもしれません。
オススメの保存方法
紫蘇ジュースは常温・冷蔵・冷凍と様々な方法で保存できますが、中でもおすすめなのは冷凍保存です。
長期間保存ができますし、栄養価も変わらないというのが嬉しいですよね。
大きな容器で冷凍してしまうと解凍に時間がかかるため、100均などで売っている製氷皿に入れて紫蘇ジュースの氷をつくり、こちらをジップ付きの冷凍用バッグなどに入れて空気を抜いて保存しておけば、使いたいときに使いたいだけ解凍出来て便利ですよ。
そのまま口に放り込んで紫蘇シャーベットのように食べることもできますね。
氷をかき氷機で削れば紫蘇ジュース味のかき氷にもできますし、炭酸水などに紫蘇ジュースの氷をポンと入れれば簡単に紫蘇ドリンクを楽しむことができ、とてもお手軽です。
まとめ
自家製の紫蘇ジュースはしっかりと容器を消毒して正しく保存すれば常温でも3~4ヶ月程度は保存できることがわかりました。
しかし発酵してしまう可能性があるため、やはり冷蔵や冷凍で保存する方が安心でおすすめだと言えます。
冷凍するときは容器ごとよりも、製氷皿で小さな氷状にしてジップ付きの保存袋で冷凍すると、必要分だけ解凍できて便利なのでぜひやってみてくださいね。
紫蘇ジュースが傷んでいるときはツンとした刺激臭がするので、まずは匂いで確かめてみましょう。
また、容器がしっかりと消毒できていないとカビが生えてしまうこともあります。
見た目や匂いに少しでも違和感があれば、飲むのをやめておく方がいいかもしれません。
保存容器に入れるときは容器をしっかりと消毒しておけば、長い間紫蘇ジュースを楽しむことができますよ。