おやつやおつまみ、お料理まで、様々なシーンで活躍してくれるさけるチーズですが、食べようと思って冷蔵庫から出して忘れたままにしてしまったり、買ってきたまま冷蔵庫に入れ忘れて常温で放置してしまうことありますよね。
常温で放置してしまったさけるチーズは食べるか捨てるか迷います。
今回は要冷蔵のさけるチーズを常温放置してしまった場合食べられるかや要冷蔵のチーズ、常温保存が可能なチーズについても紹介します。
雪印など要冷蔵のさけるチーズを常温で放置してしまった
要冷蔵のさけるチーズを常温で放置してしまった場合の時間などの目安はその時の気温や状態で変わってきます。
要冷蔵のチーズを常温放置してしまった場合、味や見た目に変化がなければもちろん食べて大丈夫です。
見た目に変化が無かったとしても、匂いがきつかったり、口に入れた時にすっぱいなどの味の変化が見られたときはすぐに処分してください。
傷んでいる場合、カビが生えていたり茶色や黒に変色している、ツンとした酸っぱい匂いやアンモニア臭がする、触るとぶよぶよしている、水っぽい、また逆に乾燥している、食べた時に酸っぱい味や苦みがあるなどの変化があります。
上記のような現象が見られた場合はすぐに処分してください。
気温
さけるチーズはナチュラルチーズなので、10℃以下での保存が基本です。
そのため、冬場など放置していた場所が10℃以下の場所でしたら全く問題ありません。
10℃以上の室温の場所で放置してしまった場合は状況により安全な目安が異なります。
どれぐらいの期間
要冷蔵のチーズの場合、常温放置してしまった場合、目安として冬場は1~2日、夏場は数時間や半日~1日程度となります。
さけるチーズは大概パックに入っているので普通のチーズに比べて常温放置しても長く日持ちしそうに感じますが、特に温度の高い場所では内側に結露がおこる場合があります。
結露の水分でチーズが溶けてしまったり、傷みやすくなるためさけるチーズも基本的には通常のナチュラルチーズと同じ程度が安全の目安と考えた方がいいでしょう。
ナチュラルチーズはプロセスチーズなどと比べて日持ちがしないので充分に注意して下さい。
開封と未開封では?
未開封のものは雑菌が入らないため、あまり長い時間でなければ常温放置してしまっても大丈夫ですが、開封済みのものは常温放置してしまった場合処分したほうがいいでしょう。
雑菌のほかにも開封済みのものは乾燥しやすいため、長く放置すると固くなってしまいます。
冷蔵保存のチーズ
日本の気候はチーズを常温保存するのには向いていません。
特に夏場は高温多湿になるためチーズの天敵です。
日本で製造、販売されているチーズのほとんどは冷蔵保存が基本のものですが、チーズの中には常温で保存できるものもあります。
おつまみの定番のチータラやパスタなどに使う粉チーズは常温OKのものです。
チーズの種類ごとに適した保存方法をご紹介します。
ベビーチーズ
ベビーチーズはプロセスチーズになります。
プロセスチーズは加熱処理をして発酵をとめているため、ナチュラルチーズより日持ちは良くなります。
しかし、常温での保存もナチュラルチーズよりは長い時間問題ないとはされていますが、やはり常温保存には向いていません。
きちんと冷蔵保存することをおすすめします。
カマンベールチーズ
カマンベールチーズの常温保存期間は夏場は数時間、冬場でも1日程度とチーズの中でも常温保存に向かないチーズです。
ナチュラルチーズのため、常温で置いてしまうとどんどん発酵が進んでしまい、風味が変わってしまいますし、傷みやすいので必ず冷蔵で保存してください。
スライスチーズ
スライスチーズもプロセスチーズになります。
薄くスライスされているため、常温で置いておくとすぐに柔らかくなってしまいますので必ず冷蔵保存してください。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズはフレッシュチーズになります。フレッシュチーズはナチュラルチーズの中で熟成させていないチーズのことです。
ナチュラルチーズなので常温放置してしまうと発酵が進んでしまいますし、傷みやすいので冷蔵での保存が基本です。
とろけるチーズ
とろけるチーズは常温で放置してしまうと溶けてしまいます。
酸化や劣化しやすいため、夏場などは常温ではすぐにカビてしまったり傷んでしまいます。
必ず冷蔵保存してください。
冷蔵保存の仕方
チーズの冷蔵保存には野菜室での保存が適しているといわれています。
チーズは種類によっては冷凍保存も可能です。
冷凍保存する場合は個別にラップでしっかり包んでから保存容器や保存袋に入れて冷凍します。
冷凍に向かないチーズもあるので注意してください。
冷凍した場合の保存期間は1ヵ月程度が目安になります。
常温保存が出来るチーズ
ほとんどのチーズは冷蔵保存が基本です。
では常温保存ができるチーズにはどのようなものがあるのでしょうか。
前述のチータラやチーズおかきなどのお菓子タイプのものは常温保存前提で製造されているため常温保存できます。
またスモークチーズも常温で保存可能です。
他にはパルミジャーノなどの特にイタリア産のハードチーズは常温保存に向いています。
ハードチーズは水分が十分に抜けているため傷みにくいのです。
ハードチーズを粉末状にした粉チーズは常温保存が基本です。
冷蔵してしまうと余分な水分を取り込んでしまい、逆にカビやすくなってしまったりします。
まとめ
- 要冷蔵のチーズを常温放置は夏場は数時間や半日~1日、冬場は1~2日程度が目安
- 開封済みのチーズを常温放置してしまった場合は処分したほうがいい
- 見た目や匂い、味に変化があった場合は処分
- チーズは基本的には冷蔵保存
- お菓子タイプのチーズ、スモークチーズ、ハードチーズなどは常温保存も可能
- 粉チーズは冷蔵保存に向かず、常温で保存がおススメ
今回は要冷蔵のさけるチーズを常温放置してしまった場合の食べられる目安や傷んだ時の見分け方、冷蔵保存、常温保存にむいているチーズの種類などについてまとめました。
チーズは栄養豊富でお子様のおやつなどにもおすすめの食品です。
上手に保存しておいしくて安全なチーズを食卓に届けてください。