マカロンを作るときの乾燥ってけっこう重要になってくるんですね。
それでも『なかなかマカロンがぷにぷにで乾かない』『膨らまない』という問題もあります。
そこで乾かない原因、どこで乾燥させるか、見極めや乾かないまま焼くとどうなるかお伝えします。
マカロンが乾かない原因と対策
まず、原因として見直していただきたいのが、
- 材料はしっかりと計量出来ていたか
- マカロナージュをやりすぎていないか
- 部屋の湿度は適切か
まずはこの3つからご説明いたします。
材料はしっかりと計量出来ているのか
お菓子作りに置いて正確な計量は必須です!!
「少し足りなかった・・・」
「ちょっと多く入れてしまった・・・」
など、その「少し」でもお菓子作りにおいては大切なポイントになります。
事前に全ての材料の計測をしておきましょう!
またマカロンにおいては、膨らまない原因として水分が多い事も要因になります。
参考にするレシピによっては、使用する卵のサイズがMサイズ・Lサイズでも白身の分量が異なるので注意が必要です。
マカロナージュのやりすぎ
マカロナージュとは、粉類とメレンゲを混ぜ合わせる工程のことで、ここで混ぜすぎると、メレンゲの泡が潰れてしまい生地がただれてしまいます。
生地がただれてしまうと、生地が乾きにくくなる他、しっかりと膨らまなくなってしまうので要注意です!!
見極めとしては
- 生地をすくい、上から落とした時にゆっくりと全体に馴染む程度
- 落とす際の生地がリボンのように繋がっていること
マカロナージュのやめ時は、初めてのマカロン作りだと難しいかと思いますが頻繁に状態チェックしてあげてくださいね。
部屋の湿度が高い
これからの梅雨の時期など、湿度が高くなると乾燥しにくくなります。
通常だとレシピには30分~1時間の乾燥と書いているものが多いですが、湿度が高い場合はそれに限りません。
しっかりと時間をおいてあげましょう。
湿度が高いと2~3時間以上待つ場合もありますので、雨の日や湿度が高い時期は作るのを避けたほうが良いですね。
おススメの乾かす方法やコツ
上記で湿度が高い場合は、乾燥時間を長く取るとお伝えしましたが、ご家庭で作るお菓子にそこまで時間をかけれませんよね。
お手軽なのは、ドライヤーの冷風やうちわで仰いでもいいです。
その際にはマカロンの形が崩れないように、優しく風を送ってください。
また、扇風機の場合はまんべんなく乾燥しにくいので、2台使うか、上から当てることが必要ですね。
どこで乾燥させるか
風通しがよく、空気の乾燥している場所がベストです。
あらかじめクーラーの除湿モードで部屋の湿度を下げておくといいでしょう。
大体30分から1時間、湿度が高いと2時間以上かかることもあります。
乾燥しているか見極める
乾燥出来たかな?と思ったら、優しく、優し〜く、指でそっと表面を触ってみてください。
その際に指に生地がつかず、表面に膜が張っている様な感覚があれば乾いている証拠です!
ぷにぷにで指に生地が付いてくるようであれば、もう少し乾燥させましょう。
乾かないまま焼くとどうなる?
しっかりと乾かさないと、蓋の役割も弱くなり表面が割れて不格好なマカロンになってしまいますので、乾燥はマカロン作りにおいて最も大切な工程です。
味も見た目も良くするためにも、しっかりと乾燥させましょう!
マカロンと言えば、表面がツルっとしていて、サイドのピエ(モコモコした所)が特徴的ですよね。
マカロンが膨らむ原理としては、メレンゲの中の細かい泡(空気)がオーブンの熱で膨張する事でぷっくり仕上がります。
マカロンを乾かすことで出来た表面のツヤは、その膨張する気泡を内側で留める役目をしています。
乾かした上面は蓋のような役割をし、生地の下に向かって膨らむため横に押し出され焼かれた部分がピエになります。
マカロンが乾かないのはなぜかまとめ
手間のかかるマカロンですが、コツさえ抑えればお店に並んでいるような可愛いお菓子が出来上がります!!
これからマカロン作りに挑戦される方も
- 材料の計測はしっかりと行う
- マカロナージュをやりすぎない
- 部屋の湿度・乾かし方を確認する
この3つを抑えて作ると乾燥しやすくなります。
マカロンは食紅で色をつけたり、中のクリーム・ジャムを変えるだけでも無限のデザイン・味を楽しめます!
大切な方に手作りマカロンをプレゼントしてみるのもいいですね。