シャキシャキでクセになる美味しいレンコン。
煮ても揚げても炒めてもおいしいですし、調理方法はたくさんありますよね。
野菜の中でもあの特殊なシャキシャキな食感にハマります。
しかし、レンコンは野菜の中でも消化に悪い食べ物です。
毎日食べるのはいいですが、食べ過ぎると胃痛、胃もたれ、食あたり、吐き気の原因にも。
そこで今回は、消化に悪い理由、一日の摂取量や消化時間、消化に良いレシピを紹介します。
蓮根を毎日食べ過ぎると胃痛や腹痛、吐き気を引き起こすかも
結論から言いますと、蓮根を食べ過ぎると胃痛・腹痛を引き起こしたり、吐き気を感じたりします。
とくにお腹が弱い人はなりやすいですね。
蓮根は消化に悪い
蓮根は食物繊維が多く含まれていますが、不溶性食物繊維になります。
不溶性食物繊維は水に溶けないため、消化がよくありません。
そのため、消化不良で腹痛や胃痛、下痢になりやすいんですね。
水溶性食物繊維・・・
水に溶ける食物繊維で、血糖値の急な上昇を抑える。
コレステロールなどを吸収してスムーズに体外へ排出する。
不溶性食物繊維・・・
水に溶けず、吸収する食物繊維。
便を大きくし腸を刺激してくれる。
お腹に良い菌を増やして、腸を整えてくれる。
蓮根は生食やアクでも腹痛になりやすい
蓮根を下処理するとアクが出ますが、たけのこなどでもよく苦みやエグみを感じることがあります。
このアクにはタンニン、シュウ酸など、渋み、雑味の元となる成分が含まれています。
これは虫や動物から守るために持った毒素といわれています。
大量に摂取しなければ人体には問題ありませんが、摂取しすぎると前述したような腹痛、吐き気などの症状が現われます。
蓮根は生でも食べられます。
ただ、
- 新鮮(新れんこん)
- お腹が弱くない
- 胃腸が発達していない子供×
- アク抜き(下処理)
などクリアしないといけない項目が多いので、どうしても腹痛や吐き気などが出やすいです。
もし胃もたれしやすいタイプの人は、漢方を常備しておくと良いですよ。
カロリーも高め
蓮根のカロリーは100g当たり66キロカロリー。
キャベツは100g22.9キロカロリー。
レタスは100g14キロカロリー。
キャベツやレタスに比べると3~4倍ですね。
ちなみにとうもろこしは92キロカロリー。
さすがって感じです・・・。
食べ過ぎた場合
暖かい飲み物(なるべくお湯)を飲むと、落ち着きやすいです。
白湯以外にも、
- 牛乳
- コーヒーや緑茶など少量のカフェイン(空腹時は悪化するのでNG)
などを飲むと落ち着きやすいですよ。
また、右側を向いて(右肩を下)横に寝るとマシになります。
蓮根はとりすぎなければ体に良い
食べ過ぎると体に悪い蓮根ですが、もちろん不溶性食物繊維にもメリットがあります。
蓮根の効果
蓮根は不溶性食物繊維で水には溶けませんが、水分を吸収して膨らませます。
すると便が大きくなり腸を刺激し、排便がしやすくなります。
また、ビタミンCが豊富で、風邪の予防、お肌、二日酔いに最適。
蓮根の皮に含まれているポリフェノールは、胃潰瘍、抗炎症、殺菌、アレルギーにも良いと言われています。
蓮根の一日の摂取量は?
毎日ではありませんが、蓮根を食べるときは大体80~100gは食べます。
私はお腹が弱いほうですが、これぐらいなら1日で食べても問題ありません。
(毎日となると、調整したほうがいいかも・・・)
また100gだと1日に必要な食物繊維の約10%摂取出来ます。
蓮根には個体差があるのでなんとも言えませんが、1本が大体200~300gで、1節が100~150gぐらいになると思います。
しっかり量ったほうがいいですが、目安としては
- 大きめ蓮根なら1節の2/3
- 小さめの蓮根なら1節丸々
という感じで調理します。
れんこんの消化時間
れんこん単体ではありませんが、一般的に野菜の消化時間は2時間から3時間ほどといわれています。
その中でもれんこんは消化に悪いので、+αと考えていいかもしれませんね。
丸々一本食べたという人の中で、「丸一日胃もたれがした」という声もありました。
一番好きな蓮根レシピ「鶏ひき肉のレンコンはさみ焼き」
- 材料
・レンコン 150~200グラム
・鶏ひき肉 150グラム
・玉ねぎ 1/2個
・卵 1個
・生姜 1かけ
・塩 少々
・こしょう 少々 - (タレ)
・砂糖 大1
・みりん 大1
・醤油 大2
・お酒 大3
・すりごま 大1
・片栗粉 適量
・コメ油(サラダ油) 適量
- 玉ねぎをみじん切り・・・①
- ビニール袋に①、卵、鶏ひき肉を入れる
- 塩、こしょうを少々、ショウガをすってかける
- 空気を抜いて、もみ込む
- 縛って封をする・・・②
- 蓮根を0.5~1cmぐらいの厚さで切り(食べやすい厚さ)、並べる
- 袋②の角を切り、蓮根の上に絞り出す(クリームのように)
(レンコン半分は残しておく) - 絞り出した上に蓮根を乗せて挟む(ハンバーガーみたいに)
- 蓮根の表面と裏側にまんべんなく片栗粉をまぶす
- フライパンに油を引き、弱火~中火でじっくり焼く
- 焦げ目がついたら裏返す
- 焼いている間にタレを作る
- 砂糖、みりん、しょうゆ、お酒、すりごまを入れ混ぜる
- 焼けたらキッチンペーパーなどで油を吸い取る
- タレをフライパンに入れて絡め、馴染ませる
- 完成
冷凍食品で似たようなものを食べて美味しくて、手作りでもやっぱり美味しかったです。
タレも甘辛でグッド。
消化に良いれんこんレシピ「スリ流し豆腐」
レンコンを切るだけだとまだ消化に悪いです。
しかし、すりおろすことで消化に良くなるんですね。
今回紹介したのはお豆腐ですが、他にも大根おろしを使う料理で、そのまま大根をレンコンおろしに切り替えるのも良いですよ。
他にもつくねを作るときに混ぜたりするのもオススメ。
蓮根の食べ過ぎは体に悪いのかまとめ
やはり蓮根の食べ過ぎは、腹痛、胃痛、吐き気を引き起こします。
食べ過ぎが原因なので、1日50~100gに抑えるといいですよ。
栄養価も高く、シャキシャキで美味しいので、なるべく工夫をして美味しく食べたいですよね。
どうしても好きで食べ過ぎてしまう場合は、レンコンをすりおろすことで消化が良くなりますよ。
ぜひ試してみて下さいね。