スーパーやコンビニなどでもよく売られている果汁100％ジュース。
お手軽に果実のビタミンを摂れそうで、なんとなく健康によさそうなイメージがありますよね。
小さな子どもに飲ませるのも甘い炭酸飲料などよりは果汁100％の方が安心、と思っておられる方も多いのではないでしょうか。
そんな果汁100％ジュースですが、飲み方次第では砂糖の摂りすぎで体に良くないこともありますし、全てが無添加ということではありません。
今回は体に悪い理由、メリットとデメリットなどをご紹介します。
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果汁100％ジュースは太りやすいし体に悪い？
体に良くないと言われている100％ジュース。
一体どのような点が体に悪いのかを調べてみました。
添加物
果汁100％ジュースには、ストレートジュースと濃縮還元ジュースの2種類があります。
濃縮還元ジュースのほうは、果実の水分を飛ばしてペースト状にしたものを原料にしています。
ペースト状にする際に加熱したり真空状態にしたりと様々な加工が加えられますので、その間に果実本来の味や香りが損なわれてしまうのです。
そのため、ペースト状のものを再びジュースにする時は、人工甘味料をいれたり、香料を加えたりと様々な添加物を入れることになります。
そういう場合は無添加を選ばれるといいですね。
糖質が多く太りやすい
ダイエットや健康のためを思って飲んでいる果汁100％ジュースでかえって太ってしまったり、体を悪くするもとになることもあります。
1杯の果汁100％ジュースには、糖分が15～30g、カロリーは60～120kcal含まれている（製品によります）と言われており、加工の段階で果実にもともと含まれていた食物繊維も減ってしまっています。
液体ですので糖分が早く血液に取り込まれてしまい、糖代謝も悪くなると言われています。
糖尿病のリスクまで上がってしまいますので、飲み過ぎには注意しないといけません。
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飲みすぎが良くない
このように、体にとってけっして良いとは言えない果汁100％ジュースですが、少し飲むのもいけないというわけではありません。
毎日ではなく、週に1回など、節度を守って飲めば健康への影響を気にせずおいしく飲むことができますよ。
砂糖や人工甘味料が添加された飲み物を飲み過ぎると、肥満・高血圧・糖尿病・ガンなどのリスクが上昇する可能性があるといわれています。
適切な量を美味しく飲むことが大切ですね。
果汁100％の意味
ではそもそも果汁100％とはどのような意味があるのでしょう。
100％というとすべてが果汁でできていてヘルシーかのように錯覚してしまいますよね。
濃縮還元ジュースの場合、最初に果物をペースト状にして濃縮しているので、濃度がとても濃くなっています。
一般的に300～400％まで濃縮されているのだとか。
これをもともとの果汁の濃度と同じ濃さになるように薄めたもののことを100％ジュースと言います。
つまり「濃度」100％という意味合いだったのですね。
何だかわかりにくい基準だなと思ってしまいました…。
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飲み過ぎなければ問題なし！メリットは？
ここまで「体に悪い」とお伝えしてきた果汁100％ジュースですが、もちろん飲み過ぎなければメリットもあります。
ここではどういったメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
簡単に糖質やビタミンを補える
糖質が多く含まれていることはデメリットのようにも思えますが、手軽に糖質を補えるので朝など時間のないときに素早く栄養を摂りたい場合などにはうってつけです。
例えば果汁100％のオレンジジュース200mlには、おにぎり半分相当にあたる20～22gの糖質が含まれているのです。
また、ビタミンやクエン酸など栄養素も補うことができます。
製品にもよりますが、この数値を把握しておけば1日に守っておきたい飲む量が計算できますね。
吸収の効率がいい
食べ物を食べてから吸収されるまでには少し時間がかかってしまいますが、ジュースの場合液体のため、運動後などエネルギーを素早く摂取したいときにはジュースを飲むのが効率的だと言えます。
果汁100％ジュースは体に悪いのかまとめ
果汁100％ジュースというとなんとなく体にもよさそうなイメージがありますが、濃縮還元のような100％ジュースは製造の過程で甘味料や香料などの添加物が多く使われているということがわかりました。
また、糖質もとても高いため、飲み過ぎると肥満や高血圧、糖尿病など怖い病気のリスクも上がってしまいます。
しかし、飲み過ぎなければメリットもあります。
糖質が高いということは簡単に糖分やエネルギーを補えるということなんですね。
運動後や朝の時間のないときなど、少しでも糖質や栄養を早く摂取したい人にとってはありがたい飲みものだといえるでしょう。
果汁100％ジュースはそれだけでは健康にはなれませんが、うまく付き合ってビタミンや糖類などを効率的に摂取したいですね。
