梅ジュースやシロップを作るときに白いカビみたいなものが見えますが、あれはカビではないので問題ありません。
とはいえ腐ることもあり、それを飲んでしまうと食中毒にもなりかねません。
そこで腐る原因、保存期間、賞味期限、保存方法についてお伝えします。
梅ジュースの白いのはカビではなく酵母
梅ジュースやシロップを作るときに発生する白いもやもやしたようなカビみたいなものは、天然酵母なので大丈夫です。
この天然酵母が好きな人もいますし、苦手な人もいます。
もし酵母を除きたい場合は、梅とシロップの別々に分けて、シロップを鍋に移し、煮詰めて白い酵母を取り除きます。
終わったらまた梅とシロップを容器に入れます。(2週間ほど漬けていた場合、梅は戻さなくてもOKです)
腐ることもある
白い濁り以外に、青カビ、黒カビ、色味、臭い、苦いなどの色、味、ニオイに違和感があれば腐っています。
作っている段階であれば沸騰させて殺菌出来ますが、完成後に上記のような違和感がある場合はやめておいたほうがいいです。
そのまま飲むと食中毒?
上記のような違和感があるのに飲んでしまうと、お腹を壊します。
腹痛や下痢といった症状がみえるので、勿体ないですが処分して作り直しましょう。
腐る原因
- 容器がしっかりと消毒出来ていない
- 梅の水分が除けていない
- 漬けているときに毎日混ぜていない
- 直射日光、高温多湿の場所で保管していた
などが考えられます。
梅シロップの保存期間や賞味期限
市販は表記されているのでわかるのですが、手作りだと何年もつかわからないですよね。
加熱殺菌や保管場所(常温以下で保存)を守ったうえでの保存期間は、約一年は放置出来るといわれています。
出来れば1年ごとに新しく作ってほしいですが、2~3年でも持つ方はいらっしゃいます。
また、非加熱の場合は1か月程度で飲み切るようにします。
非加熱は火を通さないので、その分風味を残したまま漬けられるのですが、加熱殺菌をしていないので衛生面では心配です。
保存方法
もし先ほど説明した天然酵母やカビを防止したい場合、
- 保存する容器をしっかり加熱とアルコール消毒しておく
- 梅をしっかり洗う
- 洗った梅はしっかり拭いて、水分を除く
- 砂糖と梅を交互に入れていく
- 容器をゆすって混ぜる(毎日)
常温保存
- フタを軽く閉めて容器ごと水を入れた鍋に入れる
- 80度まで温めて約15分加熱殺菌をする
- フタをしっかり閉める
これで常温保存が出来ますが、一度開けてしまうと念のため冷蔵保存にしたほうがいいです。
冷蔵保存
冷蔵庫に入る容器に小分けして、入れるだけです。
煮沸殺菌していないので、保存期間は半月~1ヵ月ほどを目安にしてください。
まとめ
- 梅ジュースやシロップの白い部分はカビではなく天然酵母
- ただし酵母以外にも青カビや黒カビの発生、腐ることもある
- 違和感があれば飲まない
- 原因は容器の殺菌、梅の下処理、保存方法
- 殺菌、しっかり保存していれば1年はもつ
- 非加熱の場合は冷蔵庫で1ヵ月程度